表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/238

昇らない お日さま (3) 影の森

ヴォルノースの森に、朝が来ない! お日さまが昇らないのだ。その秘密を探るため、大魔法使いパーパスが乗り出した。

昔々の大昔、ヴォルノースの森には恐ろしい魔物が沢山いました。ニンゲン、妖精ビト、動物ビトを始め、多くの妖精たちは身を小さくして暮らしていたのです。


そこに突然、英雄が率いる戦団が現れて、森中の魔物を今の影の森あたりに追いやっていきました。それ以来、人々は影の森に近づけない代わりに、安心して過ごせるようになりました。


今も影の森に魔物がいるのかどうかは、誰にもわかりません。そんな恐ろしいところへ足を踏み入れて調べる者なんて、まずいるわけがありませんからね。


でも、でもね。そんな影の森の真ん中あたりに一軒のお家がありました。魔物の住処ですかって? いえ、違います。れっきとしたニンゲンのお家です。ただ、住んでいる人がとても変わっているのです。名前はパーパス・ウォールンデンという老人で、白いヒゲをお腹のあたりまでたらしています。


そんな魔物が住んでいるかも知れない森で、老人の一人暮らしなんて大丈夫なんだろうかと思うでしょう。でも大丈夫なんです。なにせ彼は”大魔法使い”なんですから。


じゃぁ大魔法使いとは、どういうものかですって? それはこんな感じです。


ヴォルノースの森に住むニンゲン、動物ビト、妖精ビトを始め殆どの者は、何がしかの魔法を使えます。でも殆どは、本当に慎ましやかな魔法です。食器を洗ったり、食べ物を温めたり出来るくらいのね。


中には少し大きな魔法を使える者もいますけど、その場合は一種類の魔法しか扱えないんですね。だから魔法を使えても、こういった人たちを、いちいち”魔法使い”なんて呼びません。


でも、魔法使いと呼ばれる人たちは違います。一人でいくつもの魔法を使えるのに加えて、その中には非常に強力な魔法もいっぱいあるのです。本当に魔法の専門家という感じなんですね。


そして”大”魔法使いは、その中でも飛び抜けた力を持っている者に与えられる称号です。もう、伝説級の人物と言ってもいいでしょう。だからもし恐ろしい動物や魔物がいても、ヘッチャラなわけです。すぐに、やっつけてしまえるのですから。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ