第四回 お薬マメ知識 薬事法改正について考えてみよう。
こんにちは〜!
とうさんくさくはじめてみたところで。
第四回、お薬マメ知識ですよん。今回は、テーマを提供してくれた方がいらっしゃったので、薬事法について触れてみようかと思います。
えっと、いきなり本筋に入りますが、今回平成20年6月1日より、薬事法の改正がありました。
まずはみなさんにはたぶん、まったく未知の世界だと思います。薬事法。
薬事法ってなにかってわかる人はあんまりいないんじゃないかな?
どういう法律かっていうと、まぁ難しい言葉で定義されてるんだけど、ぶっちゃけていうと、どういうのが医薬品で、どういうのが医薬部外品なのか、っていうのを定めてるのが薬事法なんです。
他にも、医薬品の誇大広告はしちゃいけないですよ、とかいうのを決めてるのも薬事法。
そんな感じで、国民のみなさまに安全に薬を使っていただくためにいろんなことを決めてるのが薬事法なんです。
具体的に他にどんなことを決めてるかを知りたければ、検索してくださいw
んでもって、何年かに一度薬事法は改正されています。
で、今回の改正では何がどう変わったかというと。
これも細かく説明してるとすっごく長くてめんどくさい話になるので、かいつまんで説明します。
ようは、薬の陳列方法が変わったのです。
医薬品を、副作用の観点から第一類、第二類、題三類、にわけて、第一類に分類される医薬品はみんなが簡単に手の届かない所に置いて、薬剤師が副作用についてなどもしっかりと説明した上でじゃないと売っちゃいけませんよ、と。
第三類とかはビタミン剤もそれにあたるんだけど、みんなの自由に手の届く所に置いて、どんどん買ってくださいよ、と。
んで、第一類とか二類とか三類はごっちゃにして置いちゃいけませんよ、と。
そんな感じのことを今回の改正で決めたのです。
コメントのところにも私は書いたんだけど、別に誰が売ろうとどうでもいい気がするんだけどね。私自身の考えでは。
だけど、それで副作用がでちゃったら、やっぱ誰かに責任とってもらいたい、って思うのが人情ってもんだし。そういうときに、ちゃんと責任とれる人に売って欲しいよね、っていうのも今回の改正で決まったんです。
だから、第一類みたいに副作用が深刻なのは薬剤師しか売っちゃいけないし…って、あ、そうそう。
そもそも、医薬品って誰が売ってるか知ってますか?
薬剤師、または登録販売者なんです。
薬剤師ってのは有名だから知ってると思うんだけど、登録販売者ってのはあんまり知名度高くないと思います。
ランク的には普通の人以上、薬剤師未満です。試験とかもしてる分、普通の人よりは薬の事をちゃんと知ってるけど、薬剤師ほど詳しくもない、って感じです。
んで、第一類は薬剤師しか売れない。でも、第二類、三類は登録販売者でも売っていいのです。
でもって、副作用についても第一類は絶対にちゃんと説明しておかなきゃいけない(義務)けど、二類三類については「努力義務」っていって、説明する努力だけはしてくださいね、って感じなんです。もちろん、相談とかには絶対に応じなきゃいけないんだけど。
えっと、最後になるけど、コンビニでも風邪薬が買えるようになる、ってすっごい噂になってるよね。
でも、それってすっごく誤解を招く表現なんです。
別に、ジュースと一緒に風邪薬が並んでて、好き勝手に買えるようになるわけじゃないんです。
風邪薬って今までは薬剤師しか売っちゃいけなかったんだけど、今回の改正で第二類に分類されたので、風邪薬は薬剤師じゃなくて登録販売者でも売れる。
だから、登録販売者をコンビニのスタッフにすれば、風邪薬もコンビニで売れる、って感じなのです。
別に今まで風邪薬をコンビニに置いちゃいけなかったわけじゃなくて、単に、薬剤師をスタッフにするのはとても大変なことなので、誰も考えてなかっただけなんです。
だけど、登録販売者になるのも結構大変で、コンビニに登録販売者を配置するのも結構大変。
だから一般の方々がイメージしてるみたいに、コンビニで風邪薬、っていう風にはきっとならないね、ってのが私たちの考えなのです。
だから、コメントしてくれた人には申し訳ないんだけど、コンビニで風邪薬、っていう話については私たちはさっぱりすごいことには考えてないんです。
それよりも、一番最初に言ったみたいな、陳列方法が変わる、ってことのほうが、今回の改正では重要だったのです。はい。
そんなわけです。
ちょっと難しい話になったので、かなりはぶいた部分もあります。
でもおおまかにはこんな感じです。
違うこと言ってたら、誰か指摘してください。謝りますのでw
ではでは、今回のお薬マメ知識、これにて閉廷〜。
次回…はまだ考えてないや。
何かテーマありましたらいつでも受け付けております。どしどしどうぞ。
こうなったら、薬についての相談もアリだぞぉ!
競争率の低い今がチャンスです!
面と向かって聞きづらいこととかあったら、この機会にぜひ聞いてください。
私のわかる範囲でお答えしますので。
ではでは〜。