第二回 お薬マメ知識 葛根湯の不思議
では、お薬マメ知識第二回。よろしくお願いしま〜す。
今回は、葛根湯についてです。
まずは、普通の漢方薬の飲み方から。
一つ目。
食前に飲みましょう。
普通の薬は食後って聞く場合が多いと思うんだけど、本当は一番効果がいいのは食前なんです。何も胃にない状態。
西洋薬は一般的に刺激が強いので、食後に飲んでもらってたのですが、漢方はお腹に優しいので効果のいい食前に飲みましょう。もし忘れたら食後でも飲まないよりは全然いいので、飲んでくださいね。
また、胃が弱い人なんかは最初から食後ってお医者さんが処方してることもあったりするので、薬剤師さんのお話をしっかり聞きましょうね。
二つ目。
「食間」ってご存じですか?
これも漢方の飲み方の一つなんだけど、たまに、食べてる間、と間違う人がいるのですがこれは食事と食事の間のことを言うのです。
食後二時間くらいを目安に飲んでもらえればいいです。
さて。葛根湯です。
葛根湯といえば、風邪だと思います。
体をあたためて風邪を治す効果があるので、風邪っぽくても寒気がしないときには不向きです。
また老人など体が虚弱な人も、葛根湯は不向きです。
葛根湯に入ってる麻黄という成分が強すぎるからです。
葛根湯の風邪以外の効能としては、肩こりなどです。
葛根湯に入ってる芍薬という成分が痛みを止める作用があるからです。
葛根湯の成分と作用。
葛根…解熱鎮痛作用
麻黄…発汗解熱作用
桂皮…抗菌作用
芍薬…鎮痛抗菌作用
甘草…抗炎症作用
大棗…健胃作用、体力回復
生姜…発汗健胃作用
他にも、じんましんや乳腺炎などにも葛根湯は効果があります。
以上、葛根湯についてでしたぁ。
第三回はものもらいを予定しております。でも予定は未定ですがw
また見てね♪
読了お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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