第十一回 お薬マメ知識 生理痛キソ編
どうもお久しぶりです~♪ かなーり久しぶりになってしまった理由は、ひとえに仕事が忙しいという一言に尽きるのですが……。まぁでも、これは書きやすいのでさくっとやらせていただきます。
前回予告したとおり、今回は生理痛についてです。いやー、予告しとくとラクですね。何をテーマにするか考えなくても済むので。
生理痛。
生理痛っつーのは、まぁ生理の時に痛みがでるという女性特有の現象です。人によって痛みの度合いは本当に様々です。
誇張なしで死ヌほどの苦しみを毎月味わってる人から、たまーに痛い時がある程度の人から実に様々。
生理痛の対策としては、まぁ痛みなので痛み止めが効きます。ロキソニンとかボルタレンとか色々ありますが、とにかく、一般的な鎮痛剤と呼ばれる薬物です。たいがいの人はこれを飲めば生理痛は治まります。
また、漢方薬が使われる事もあります。一般的に使われる漢方としては「芍薬甘草湯」というもので、痙攣を伴う痛みに効果のある漢方です。漢方といえば長期間飲み続けないと効果がないのでは!? と思ってらっしゃる方もいるかと思いますが、モノによりけりです。長期間続ける漢方ももちろんありますが、薬によっては1包飲んですぐに効くものもあります。芍薬甘草湯はすぐ効くタイプの漢方です。
痛み止めでスッキリと痛みが和らがない場合には、芍薬甘草湯を併用するととても良かったりします。
ズファジランという子宮の収縮を抑える薬が併用される場合もあります。
もともと生理痛というのは単純な腹痛ではなく、子宮が収縮する際に激しく痙攣するために起きる痛みなので、このような薬が併用されるのです。生理痛の時に痛む場所を考えてみると、普通の腹痛じゃないことがよく分かります(生理痛の時に痛む場所はお臍よりも下のふくらんでる所)。
さらに、薬以外で痛みを和らげる方法もあります。薬を飲む方も飲まない方もやってみたら少しはいいと思います。
まずは、動く。
痛くて痛くて動けない、という方もいるかもしれませんが、痛みのある時は子宮からスムーズに血が流れない(うっ血といいます)のが原因の一つになってる場合があるので、なるべく子宮の辺りを動かして血行を良くすると痛みが和らぎます。動けない、かもしれませんが、無理しない程度に頑張ってストレッチなどをしましょう。
あとは温める。
ホッカイロなどがいいです。夏場でも気にせずホッカイロを使って温めましょう。温めると血行が良くなります。もっとも、真夏で暑くて倒れてしまったら困るので、倒れない程度に温めましょう。お湯などを飲むのもいいです。身体の芯から温めましょう。
以上が、「普通の痛み」の場合です。
鎮痛剤も効かないくらいに痛みがひどい場合には、すみやかに産婦人科を受診しましょう(ココ大文字にしたいくらい)。
生理痛がひどい場合、または徐々に生理痛がひどくなっていく場合は、子宮内膜症などの疾患が隠れてる可能性があります。ほっとくと大変なことになる事もあります。きちんと産婦人科で診てもらってください。
というわけで今回は「久しぶりなので」という理由もあり、ちょっと短めでしたがお付き合いありがとうございました~!
次回は、子宮内膜症などに焦点を当ててみたいと思います。
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ではでは~。