[No.001] 首都トロスまで シナリオ1『盗賊の神殿(冒険者の旅立ち)』
メルの村を出たアリスは、初めにメニアス城に着いた。
そこで本当の事実を知らされる。
自分の心の戸惑いを隠しきれない様子で冒険に向かった。
メニアス城から見下ろした所に、首都トロスがある。
トロスでは、アリスをしたう子供たちがいる。
その子供たちは、全員、孤児でアリスが来るといつも喜んでいた。
アリスは、子供たちに別れを言おうと街角の広場に行った。
広場では、いつものように子供たちが遊んでいる。
普段と変わった様子はないように見えたが、何か物足りないように思えてならなかった。
その足りない物を原因を気づいたのは子供たちに会って、お別れの挨拶で分かる。
それは、リーヤいう少年がいない。
リーヤというのは、孤児の中でリーダー的な存在だった。
そのリーヤに親がいることが分かって、仲間からのけ者になっていた。
今はガイという少年がリーダーとなっていた。
やはり、リーヤに親が見つかったと言うことは、この子供たちにショックだったのは分かる。
しかし、アリスは一人でも親という心から支えてくれる人が見つかって、喜びを隠す事はできなかった。
自分にも本当の両親はいないが、ここまで育ててくれた、お父さん、お母さんの存在を感謝している。
アリスは、子供たちに別れを言い、そのリーヤの親に会ってみようと思った。
つづく・・・