雑談
語り手 今回のキーを担っている人物。
炎髪幼女 甘い物が好きな人物。
はぁい、今度のお話はエイレーネ地方じゃなくて、その反対側。エレボス地方についてよ~ん。聖国エイレーネと違って魔国エレボスでは高度な魔導技術が発達していて、民の殆どが魔導学者らしいわよ。国中を魔導兵士が闊歩し、城には魔導武装をした兵士が盛りだくさん!とてもじゃないけど、攻略がかなり難しいお城よねぇ。
「さっさと語る。」
あらあら、不器用な神様に前口上はいらなかったかしら。でも、まだ私がいる場所を紹介していないもの。
「帰る。」
あぁん!帰っちゃやー!話しますからぁ!
「……。」
私のぶりっ子アピールをジト目で気持ち悪く見る炎髪幼女……そそられちゃうわ♪
「……燃やす。」
あ、それはなしで。私、燃えやすい性質なので。コホンッ
魔国エレボスの膨大な魔力を供給するのはエレボス地方の南西に位置するシワの森。それは、妖精樹林よりも膨大な魔力を蓄えていて、エレボスの魔力を供給するには十二分な程。でも、なんでそこまで森が魔力を蓄えているのかは謎なの。それを確かめようとエレボスの魔導学者は調べることにしたけど、今まで学者が国に帰ってきたことは一度もない。謎は深まるばかりで、シワの森はどんどん大きくなっていっている。ふふっ……。
このお話は、エレボスの王位継承の儀式の影で行われた美しくも儚いお花をピックアップしたもの。
「私も出る。」
雑談回を読んで下さりありがとうございます。作者のKANです。
投稿してから早3週間程、今回のお話の内容をある程度までまとめれてきたので、ゆっくりですが投稿してきます。お楽しみに。では。