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a shame married couple  作者: コシピカリ
36/60

出陣

投稿順番を間違えてしまったため、再投稿させていただきました。


1話前を確認していただけると幸いです。


お手数おかけしますが、よろしくお願いします。

〜side龍也〜



「お先失礼します」


今日は美羽と話し合う日だ。定時でキッチリあがる。

そんな俺を、衛が追いかけてきた、


「たーつやくん」


いかなり肩に腕を乗せてくる衛。

迷惑極まりないが、これがこいつの心配する態度。


振り払うことはしない。


「頑張って来いよ」


「分かってるよ」


「良いか、しっかり言うんだぞ。美羽のためにも、さ」


「……お前さ」


寄りかかってくる衛を、ジロリと見る。


「美羽のことになると、いきなり真摯な態度になるよな。まさかーーーー」


「バーカ」


パコリ。遠慮なく頭を叩かれる。


「美羽は、俺の妹みたいなもんなんだよ。かわいいかわいい妹が泣くなんて、優しい兄さんには耐えられないんだよ」


「……ふーん」


なんだよ、と衛が見てくる。

なんでも、と答える。


「じゃあ、行ってくるわ」


「おう、任せた」



衛はまあまあ人気があるのに、特定の女を作ろうとしない。

それは、美羽は不関係ではないと思う。


でも、そう言ったところで、衛は笑って受け流すだろう。



俺は、自分のためにも、衛のためにも、美羽のためにも……恐らくは、柚稀のためにも。



今日、しっかりと全てと向き合わなくてはいけない。



いざ、出陣。


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