プロローグ
「異世界転生 伝説になった男」を消して新たに書き始めました。序章のプロローグは全て短いです。
「ピギャーピギャー!」
「ガハハハ、元気が良いな!」
何者も近付く事の無い魔の秘境。そこで新たなる命の灯火が灯った。
「ふむ、我が子ながら中々愛らしいではないか。将来が楽しみだ」
そう呟くのは漆黒の鱗に黄金の双眸を持つ巨大な生物ーードラゴン。
見る物全てを威圧するその黄金の双眸を今は慈愛に染めて、足元で元気な声を上げる愛しき我が子を眺める。
「ピギャー!ピギャー!」
「おおよしよし、腹が減ったのか?確かワシが狩った獲物があった筈だが……おおあったあった。これを食べて良いぞ」
そう言って一切れの肉を我が子へと差し出す。その姿はドラゴンと言う種族であるが、人間の親子と何ら変わりは無かった。
「ピギャッ!ピギャッ!」
差し出された肉を美味しそうに頬張る幼竜。それを親ドラゴンが頬を綻ばせて見守る。
「そうか美味しいか!ならもっと食べなさい。早く大きくなれよ?」
それはドラゴンの親子が織り成す平和な日常の一コマであった。
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Name: 無し
Race: 漆黒竜
Special: 無し
Skill: 無し
Diving: ガリオンの寵愛
Gift: 無し
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