5.事態は急展開なの♪
GM:さて、ではマスターとの会話から行こうか。
エクレア:うん!
GM/マスター:「で、どうしたんだい?」
バニラ:「うん。マスターに聞きたいことがあってね」。マリーさんの所の家の名前は……。リリシア家でいいのだっけか?
GM:うん。
バニラ:「リリシア家について、教えて欲しいの」
GM/マスター:「そうだな、大貴族だが最近様子がおかしい、って所か」
バニラ:「……うん? 様子がおかしい? どんな風に?」
GM/マスター:「噂程度の話でいいのかい? それともアレなら……こっそりお前さん達には紹介してもいいが。情報屋」
バニラ:「うーん。とりあえず、噂程度の話だと?」
GM/マスター:「やたら羽振りがいいって話なんだよな。領地経営は悪いらしいのに」
バニラ:「領地経営、悪いんだ……」
GM/マスター:「大貴族なら蓄え位、あるだろうけど、それにしても金遣いが派手で意味不明だって話だ」
バニラ:「ふぅん。……急に派手になったって感じ?」
GM/マスター:「その通り。まあ、俺が知ってるのはこの程度だな」
バニラ:「そっかぁ。うーん。気になるといえば気になるけど。一応、情報者さんのこと、教えておいて」。連絡先を教えて欲しいの!
GM/マスター:「BBに伝えるのが一番だと思ったが」というわけで教えた。盗賊ギルドの情報屋らしい。
バニラ:「盗賊ギルドか……。……確かに、私やエクレアだと、ちょっと怖い……。ううん。でも、いっつもいっつもBBに頼ってばっかりっていうのもどうかと思うっ」
GM/マスター:「よーし、そのいきだっ」
バニラ:「じゃあ、ちょっと私は行ってくるねっ」
GM/マスター:「おう」
バニラ:と、マスターに乗せられてバニラは出かけました! ……そして帰ってこなかった!!
GM:というわけで行った。
GM/異国の地:「お嬢さん、どこから来たんだい?」
GM/人買い:「遠くからですよ。可愛い生娘ですよ、お客さん、ひとつ、味見していきませんか?」
GM:という事は無かった……。
バニラ:あったら嫌っ><。まあ、長くなりそうなら、エクレアとBBの方を先にする?
GM:そうだね、交代でいこう。
エクレア:にゃん♪。じゃあ、部屋に連れてきた! 「あのね……?」
GM/マリー:「はい?」
エクレア:「家族の人と、何かあったの?」
GM/マリー:「何かあったの、と言いますと?」。きょとん。
エクレア:「ううん、フランクさんがついてきたとき、あんなに怒ってたじゃない?」
GM/マリー:「ええ、その、来週、私の誕生日ですの」
エクレア:「うん、祭が終わったら?」
GM/マリー:「お祭りが終わる翌日ですわ。それで、その誕生日のお祝いとして今回のお祭りへの参加をお父様にお願いしましたの」
エクレア:「うんうん」
GM/マリー:「自由に見て回りたい、って。でも、立場が立場ですから護衛をはずせないのも分かっていて……。知ってる者の前でははしゃぐのもためらってしまいますわ」
エクレア:「それで、あたし達に頼んだのね?」
GM/マリー:「ええ、その通りです」
エクレア:「うん……じゃあ、最近、屋敷の様子はどうかな? 何か変ったことはなかった?」
GM/マリー:「最近ですか? お父様の散財が酷いですわね。美術品、特に魔剣やその欠片をやたらと集めていらっしゃいますわ」
エクレア:「剣のかけら? 変った人、尋ねてきたりとか、してる?」
GM/マリー:「ええ、それはもう。いままで付き合いのなかった商人の方達とか」
エクレア:「そのお嬢さまのお父さまの人が変る前に、どこかにでかけたりとかしてたかな? こというか、ビービー、まだ寝てるのかな?」(ツンツン)
BB:「起きている」
エクレア:「うわっ……びっくりした!?」(ドキドキ)
GM/マリー:「おじさまの家に出かけてから……かしら」
エクレア:「そのおじさま、って、どんな人?」
GM:「クーデリア侯爵様ですわ」
エクレア:「カデル・クーデリア? ……侯爵さま?」
GM:「ええ」
エクレア:クーデリア侯爵について、セージチェック!
GM:どぞー。
エクレア:(ダイス振る。「15」と出る)
GM:10以上でルールブックに書いてある事知ってていいよ
BB:(ダイス振る。「10」と出る)
エクレア:「何か……いやな予感がする……」
エクレア:「それで、お嬢さまはえっと……誰かに狙われてる、と感じたことある?」
GM/マリー:「それはいつもの事ですから……」
エクレア:「うん、わかった。あたしからはそれくらい。ビービーは何か聞いておくこと、ある?」
BB:「特にないな」
エクレア:「うん、じゃあ、あとはバニラが戻ってくるの、待とう」。ということで、バニラ、いけいけごーごーじゃんぷ!
GM:という待ちの姿勢に入った辺りで感じます。聞こえます。
エクレア:うん?
GM:何やら街の中が騒がしい……? お祭りだからという熱気ではなく、危機感を感じる何か。
エクレア:「何だろう……?」
GM:それは悲鳴であったり、怒号であったり。
エクレア:「外が騒がしいね……」
GM:うん、普通にそれくらいでも聞き取れるんだ。割と近くでもそんな声が聞こえて、何か戦ってる音も聞こえたっぽい。で、階下の冒険者が飛び出してく音も聞こえた。
BB:窓をあけて、外を見る。
GM:普段は鳴らされない、鐘の音が聞こえる。この合図は兵士達に非常事態を告げるのと同時に、冒険者達への依頼を告げる音でもある。ルキスラの都市内に緊急事態宣言。一般人は避難し、他の者は臨戦態勢を取れ。
BB:「なんだ、何が起きている?」
エクレア:「うん? まさか……蛮族が攻めてきた?」
BB:「ルキスラには8本の守りの剣がある、よほどの軍勢でないかぎりそれは自殺行為だ」
GM:という現状でシーン移動かな。
さあ、いよいよ、導入が終わり、事件の開幕です!
この騒ぎは一体、何なのでしょう?