4.密かなる女の子の企み
GM:はい、では宿にて夕食タイムかな。もう夜になり、夕食にもちょっと遅い時間ぐらい。
エクレア:「マスター!! いつもの!!」
GM/マスター:「はいよー」
エクレア:「どう、繁盛してる? 新しいお客さんとか来た?」
GM/マスター:「ん? ああ、そりゃ新規階層の開拓狙ってるからな。目指せ一般にもやさしい冒険者の宿だ」
エクレア:「うん♪」
BB:「つまり、もともとここにいる我々は一般ではないということだな」
バニラ:「……へぇ。新メニューの舌平目のムニエル生クリームチョコレートがけかぁ……」
GM/マスター:「じゃあ……今日もチャレンジするんだな?」。そう言ってばしん、とメニューを指し示す。
エクレア:「勿論! あたし達は正義のヒロインだもん♪」
バニラ:「……新しいメニューとあれば、地雷でも踏む。勇気、あるよね……。って、わたしも!? 今、あたし達って、さらりと言われたようなっ……」
GM/マスター:「全部食べきれば無料になる料理一式、その名も英雄列伝!」。具体的にはメニュー端から端へ全部!
エクレア:「うん? そのあたし達じゃなくて、ビービーに答えたんだけど、じゃあ、チャレンジしよ」
BB:「ぬかに釘、のれんに腕押し、馬の耳に念仏、エクレアに皮肉……我ながら無駄なことをしたものだ」
エクレア:「皮肉って、何よ!! マリーみたいなファンもいるし!!」
GM/マスター:「とは言いたい所だがこのいつものはお休みだ。客引きにはいいと思ったんだがあんまり効果ないしな」
GM/マスター:「チャレンジした客が何人もいやがって材料が無いんだよ」
エクレア:「あ、そうなんだ~。残念」
GM:マリー「カッコイイ冒険者の皆様に憧れてますのよ」ぽ
エクレア:「ほらほら、格好いいって」(ツンツンと肘でバニラとビービーを突っつく)
バニラ:「……素朴な疑問なんだけど……。メイドスターってかっこいいのかなぁ?」(マリーさんに)
BB:「私は栄養カプセルがあれば一週間は食事を必要としない。しばらくスリープモードに入り情報を整理するので本来の任務を忘れないでくれ」
バニラ:「BB。楽しむっていうのも、本来の任務なんだよ。……うん。でも、警戒は怠らないからね」
エクレア:「うん。ビービーはバニラがベッドに運んでおくよ♪」
バニラ:「本格的に眠っちゃうならそうするけどね。まあ、目を覚ますかもしれないし、それは後でいいや」
GM:「よく分からないですけれど、正義の味方で奇想天外な方々と聞いてますわ」
バニラ:「……あはは。やっぱり、そういう系統の噂かぁ……」
エクレア:「奇想天外かぁ……褒め言葉でも、もっと言葉選んでくれればいいのに~」(ちょっとぷくっ)
エクレア:「うーん……あたし、ちょっとマリーに聞きたいことあるんだけど、ここじゃ、ちょっとだから……」
GM:「何でしょう?」
エクレア:「じゃあ、ちょっとバニラ……」(顔を耳に近づけ、ふうと息を吐く)
バニラ:「きゃぁ!?」
エクレア:「じゃなくて!」
バニラ:「……なにするのーーーーー!!!」。顔を真っ赤にして怒ります。
エクレア:「ごめんごめん、つい!! そうじゃなくて!! えっとね……。」
バニラ:「つい!じゃない、ついじゃっ!!」
エクレア:「あのね……」
バニラ:「……なあに?」
エクレア:「マリーをあたしの部屋に連れて行くから、その間、マスターにマリーの家について色々きいておいてもらえる? 狙っている人がいるか、とか色々」(ひそひそ)
バニラ:「うん。でも、ひとりで大丈夫?」
エクレア:「1人じゃ不安かぁ、重いけど、あたしがビービーつれていこ」
バニラ:怪しい人が宿内にいないかそれとなく、見回しとこうっと。
エクレア:「じゃあ、マリー、ちょっと部屋いこ!」(ビービーをずりずり引きずりつつ)
バニラ:(ダイス振る。「9」と出る)はいはい。気付かなかった!
バニラ:「……違う意味で大丈夫かなぁ」。では、バニラはそれを見送った(笑)。