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新しい家族 4

今日は、両親に魔術のお披露目をする日です。


前回話題にあがった結界と防音。そして新しく転移、私の得意な氷と身体強化です。


結界は、「見えない壁ね。壁に当たっても痛くない。けど進めないなんて不思議ねぇ。」と母様。


防音は、父様と私がお話してるのを母様がどうにか聞こうという図です。母様がウロウロしてどうにかして会話を聞いてやろうとしてるのがとても面白い!


「最近・・・私の妻は、変化がすさまじいな・・・」とつぶやく父様。

(あははっ、私もあらあらまあまあなおっとりとした母様しか知らなかったから鬼化したときは驚いたわ!)


更に転移。

気分が悪くなってしまうことあるから酔いやすいなら止めた方がよいと伝えたけど2人ともやる気である。屋敷の端から端までの距離で移動してみると

(私がまだ屋敷から出たことない!出してもらえない!)、

「すごいわ!!もわっとしたら移動してたわ!」とはしゃぐ母様。

青い顔して口を手で押さえる父様。(あははっ)


続いて氷。

切っても大丈夫な木を氷を剣のようにしてスパっとしてみたり、氷壁を作ってみたり。


最後に身体強化。

父様と木剣で打ち合いです。

「む、むむ、くそっ、4歳相手に気が抜けん!」

(常に身体強化で前衛に立たされてたからまだ体が覚えてるわ)


これでお披露目は終了しました。


数日後、父様に呼ばれ執務室へ向かうと

「第1王子レオナルド様との婚約が整った。」

「わかりました。」

「明日顔合わせにこちらの屋敷に来るから準備しておいて」

「はい」(・・・とうとうかぁ・・)


「次が本題だ。」


(え?婚約よりも?)


「顔合わせが無事に済んだら、私とクリスでオーエンに行ってくる。」


(えーっ!!)


「シャーロットと話し合ってお前は家族や婚約者の為ならムリをするタイプと判断した。お披露目の後、具合が悪かったのだろう?ムリをするな!ここはオーエンではないのだ。しかも前回の半分以下と言っていたし、私達もお前の体調を考えずに年甲斐もなくはしゃいでしまった。すまなかった。大人の私達でああだったのだ、クリスやリック相手になると倒れるまでお前は頑張りそうだ。なので、元気な時に魔力を込めた魔法石を家族と婚約者で1人1つで頑張ればそれを互いに渡しあっていくつかの術を発動可能になるし、シャンディ、お前にもお守りになるのだろう?ならオーエンに買い付けに行こうとなった」


(はふぅ~、 私今幸せを噛みしめております。これが家族というモノなのね。感激が凄すぎてて言葉がでてこない・・・。)


「ははっ。シャンディは可愛いなぁ」と父様は頭をなでてくれます。

とうとう涙が出てしまいました。

父様に手を伸ばします。抱き上げてもらいぎゅうぎゅうとしてくれます。


(リック兄様と違って絶妙な力加減で最高です。)


「父様、大好き!」

「私もシャンディが大好きだ!」


父様が頬にキスをしてくれます。

私も父様の頬にキスを返します。


泣きながら、キャッキャしているうちに父様の腕の中で眠ってしまったようです

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