いなくなったシャンディ
俺がシャンディを店に迎えに行くと、販売員が倒れていた。
イヤな予感しかない!
奥を確認するが居ない。奥に行くには結界が張ってあるから特定の人物しか入れない。ということは自分から店頭に行ったのか?
販売員を抱き起こす。意識がない。手荒だか頬を叩いて起こす。
「何があった?」
「う・・黒いフードに・・黒いマントの人が来て・・店長が・・」
クソっ、急いで店の鍵を閉め、販売員を担いで侯爵家に向かう。
バートンに医者を呼ぶように伝え、執務室に急ぐ。
バタンっとドアを開ける
「!?」
「シャンディが連れ出された!」
「「!!」」
ガタンっと音をたて父上とクリスが立ち上がる。
「思い当たる人物はっ!?」
「分からない・・・」
ただならぬ雰囲気を感じたのか母上がくる。
「・・ジョー?」
「シャンディが居なくなった」
「!!」
フラっとした母上を父上が支える。
フェンもきた
「三つ子の側よりもシャンディの側にいるべきだったか・・・すまん」
「いや、お願いしたのは僕です。すみません」
グレースもくる。
が、三つ子の大合唱が始まる
「グレースは子供達の側に。シャンディが誰かに連れ出された。アーサー殿を呼んでくれるか?」
「はい・・わかりました。お父様。」
「私はシャーロットを寝室に運んでくる」
「ネイサンか?あいつは侯爵家に結界があって入れないのは分かってる。店もお客が入るところ以外は結界があることを知っている・・」
「でも殿下の性格ならわざわざシャンディを連れ出して事を大きくする事はないんじゃない?」
クリスと話し合ってるとアーサー様が到着した。
「大変な事になったな。シャンディの魔法はバレてないから大丈夫だと、狙われるなら孫だと思っていたが、オスカー殿に王宮内で不審な動きをしている奴がいるか確認しよう」
「後は普通に貴重なモノを扱う店だから、bag欲しさに誘拐したかもしれない」とクロードもやってきた。
「王宮内に面倒な手続き無しに行けるのはジョー殿かクリスだ、他は簡単に入れないだろう。ジョー殿は酔うからクリスか?」
「いや、私の方が宰相室には入りやすい。私が行こう」
父上が言う。
「わかった、私が転移で連れて行く」とアーサー様。
何もできない自分が歯痒い
クロードがポンと肩を叩く
「シャンディは強い」
「・・・ああ、でも心配だ」
「・・・そうだな」
必ず助ける、シャンディ!




