婚約パーティーの裏で
「レオは行かなくていいの?」
「シャンディが行かないなら行かない。それに久々の2人きりなんだ、シャンディを堪能したい。」
ぎゅうぎゅうと抱きしめてきます。
「ふふ、でもホントに久しぶりかも。」と言って頬にキスをおくります。
「っ・・・反対側もくれ」
「ふふ、ちゅ」
「おでこにも」
「はーい、ちゅ」
「・・・口もくれと言ったら?ダメか?」
今日はいつも以上ですね。まだ口にキスはしたことありません。
でもお兄様たち婚約式でキスしてたものね。
私達はもう6年も婚約してるのだからいいのかしら?
皆パーティーに行ってるしね。
「・・・それは私からじゃなくてレオからならいっー」
遮られてキスされました。
「ふふ、なんかあっという間」と言うとまたキスをされます。
「はー、早く大人になれ、シャンディ」と、言って更にキスをされ
「ふふ、前回の18と今の10を足せばレオより年上です。」と返すと少し長めのキス。
レオには全部話してあります。
「はは。今度はそう言って父上を攻めてみるかな」
「きっとまた叩かれて泣かれるわ!」
そんな感じで楽しんでると、侍女のイルナがノックをして話をします。
「レオナルド様、サンダール公爵がお見えになっております。旦那様からは許可をとっております。どうなさいますか?」
「?? レオの知り合い?」
「・・・ああ、俺の母上の弟」
「会う?」
「・・・シャンディも来てくれるか?」
「レオがいいならもちろんです。」
「失礼します。レオナルドです。こちらは婚約者のシャンディアナです。彼女も同席してもいいなら話をしましょう」
「・・・ああ。大丈夫だ。シャンディアナ嬢初めまして。私はオスカー・サンダール。レオナルドの叔父になる。よろしくね。」
レオを柔らかくしたような感じで、父様に負けないイケおじだわ。
「シャンディアナ・マーロンです。よろしくお願い致します。」
「早速だがレオナルド、私の養子にならないか?クリストファー君の婚約者が魔法を使えるとパーティーで発表された。これは王宮にもすぐに伝わるだろう。お前が利用されるかもしれない。姉上の事もあったし、もう王家に振り回されたくない。
婚約もイヤなら陛下に私から話そうとしていたが・・・見る限り2人の関係は良好そうだ。
侯爵に私の考えを簡単に伝えたら客人の相手が終わり次第行くので、先にレオナルドに話してほしいと言われて屋敷に入れてもらった。考えてみてくれ。」
「・・・分かりました」
と言ったきり黙ってしまったレオを見上げます。私の心配する視線に気付いて私を抱きしめます。
「ちょ、ちょっと人前っ!」
離れようとしても離れません。もーう。
サンダール公爵も驚いてます。
離すのは諦め、サンダール公爵の方に顔を向けてぺこりとして、レオの背中をトントンします。
どうしたんでしょうレオは・・・。
しばらくするとレオは落ち着いたのか、ひと口お茶を飲んでサンダール公爵に向き合います。
「父上に相談しますが、私としてはその話を受けたいと思います、しかし養子になってもここから出たくありません。」
「・・・」
トントンとノックされ
「レオ、この機会に1度シャンディと離れてみては?」
と父様が入って来ました。
「絶対に離れない!父上、もう結婚させー」
最後まで言わせず、ばしこーんと叩かれました。
サンダール公爵はお口あんぐりです。
「がははははっ、そうなるわな、私も最初は王子を叩いてはダメだと慌てたが今じゃこれが日常だ。私も、同席させてくれ。娘が安易に魔法を使って騒がせてしまった。すまなかった。私もできる事があるなら協力したい。アーサー・コルコルドだ。よろしく頼む。」とサンダール公爵に挨拶をしてからこちらをみて、「シャンディ、私の隣に座ろうか?おいで」と言うと
レオが「シャンディはここだ」と自分の膝の上に乗せてぎゅうぎゅう抱きしめます。
サンダール公爵はお顔が元に戻りません!
「がははははっ、面白いだろう?」
面白くありませんっ!
シャンディ側の役者がやっと揃った・・・




