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ジョージニア・マーロン

現在、私はコルコルド公爵家で客人として滞在している。


クリスと合流して、グレース嬢の話を聞いた。

シャンディの話は内密にしてもらいたいので、それを省き、グレース嬢のひと目惚れということにして婚約をしようと2人で話し合ったらしい。


前回のシャンディの事がとても好きらしい。

嬉しいことだ。


我が家が侯爵家というのも良かった。

グレース嬢はとても驚いていたが。

(疲れきった平民だと思っていたらしい)


この旅は長くて1年位と考えていて帰国してから学園入学の手続きをする予定だった。しかし思いのほか長引いてしまっていた。


その事も説明すると1度勉強をしてこちらの学園へ入れ、そのまま3年学んでも良し、飛び級しても良し、とにかく卒業証明をとることが婚約の条件となった。


体を動かすより頭を動かす方が得意なクリスだ。

冒険者をやるより簡単だろう。


しかも学園でかかる費用も負担してくれるという。

カールトンに帰ったら必ずお返しします。と伝えても大丈夫だと申される。

ただ、カールトンに着いたらここと行き来できるように転移魔法陣だけは必ず置いてくれと言われた。いずれ親戚になるのでそれは着き次第必ずと答えておく。もう遠い国まで旅行する元気も若さもない。


そんな話をしながら、婚約証明の紙にサインをし、あとは本人の署名があれば完了の状態にしておく。


しかし、こうもすんなりと進む事に少し不安になり尋ねると、精霊と聖獣が私の近くにいる気配を感じるそうだ。そんな方々と一緒にいるならカールトンから来た侯爵家の者だというのは嘘ではないと信じられると言ってくださった。


本当にコルコルド公爵、チェン、聖獣様には感謝しかない。

ありがとう。


そしてクリスは入学して、飛び級して、すぐ卒業した。

たいしたものだ。

晴れて婚約者になりカールトンに向かうことになったグレース嬢はクリスよりはしゃいでいる。

なかなか2人はお似合いだ。動機は不純だが、相性も悪くなさそうだ。



4人で来て、帰りは5人とチェンと聖獣様だ。

それだけで不安がなくなる。


さぁ、帰ろうカールトンへ!!


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