第一話•開戦
※まず初めに
○これは作者が妄想して考えたものです。
なので読む上でいくつかの注意点があります。
•まず、登場する国家の国名は基本、
実在する国の別称や旧称などをベースとしています。
•唐突に異種族なキャラが登場することがあります。
•架空のヨーロッパが舞台となっています。
•時代は第二次世界大戦頃となってます
•この時代にはほとんどいなかった女性の指導者とか軍人さんが普通に登場します
•地名や組織などは基本架空のものとなっています
•この物語はフィクションです。なので実在する団体、人物等には一切関係ありません。
•上述のことをご了承ください。
1939年9月11日
ゲルタニアとガルニアの国境付近の森林地帯…
「撃てぇー!」
その掛け声とともにゲルタニア軍の砲兵隊が
隣国ガルニア領内へ向けて重榴弾砲の砲撃を開始した。
耳をつんざくような轟音とともに
周辺に設置されていた重榴弾砲が砲兵隊の手によって一斉にまるで火山の噴火のように火を吹き、
隣国ガルニアへむけて砲弾を飛ばした。
「遂に始まったか。」
その様子を見ながら第八装甲師団長のゲシュトラント少将はつぶやいた。
「しかし、いつ見ても壮観だ。重砲の一斉射撃というものは。まぁ…そんなことはさておき…」
ゲシュトラントは無線機の受話器を手に取ると、
自身の搭乗する指揮官用戦車から無線で各戦車連隊の連隊長たちに尋ねる。
「各戦車連隊、準備はできているか?また、問題はないか?」
彼のこの問かけに即座に各戦車連隊の連隊長たちから
返事が来た
「第二十八戦車連隊、準備万端、問題もありません!!」
「第二十九戦車連隊、準備ばっちり。問題もありません。」
「第三十戦車連隊、準備万全、問題はありません。」
「第三十一戦車連隊、準備完了、問題ありません。」
「第三十二戦車連隊、準備完了、いつでも出れます。」
各戦車連隊長達からの返信は力強く安心感漂う。
「了解、指示があるまでそのまま待機せよ。」
ゲシュトラントは各戦車連隊長にそう返した。
「了解!!」
各戦車連隊長が一斉に返事をした。
通信が終わった頃になっても砲兵隊による砲撃がまだ続いている。だが先程に比べると砲撃音はまばらとなっている。
「もうそろそろだろうか。」
ゲシュトラントはそう言っておもむろに
腕時計を見たその時だった
最高総司令部から無線へ通信が入る
「ゲルタニア国防軍最高総司令部から各隊へ、
砲兵隊による砲撃が完了次第、即時行動を開始されたし、繰り返す、
砲兵隊による砲撃が完了次第、即時行動を開始されたし。」
砲撃が終わり次第行動を開始せよとのことだった。
この通信が終わってから十数秒後、
砲兵隊による砲撃が収まる
「よし、いよいよだな。」
ゲシュトラントは無線機の受話器を手に取る
「各戦車連隊行くぞ!!戦車前進!」
ゲシュトラントが高らかに各戦車連隊の連隊長達に
告げ、前進を開始するのだった。
………続く
中の人は基本pixivで活動してるため、こっちの更新はクソ遅いです。
失踪はしないのでご安心ください。