『姿勢的、レクイエムの意識作用』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
『姿勢的、レクイエムの意識作用』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
㈠
君は言う、聞こえているかい、レクイエムが、と言う。
言う午後の話の中の、姿勢的、レクイエムが、問う。
観念の作用で、意識的発想的、レクイエムが、乖離する。
そしてまた、理由の反復と発送で、レクイエムが、誕生する。
㈡
永遠なる、崇高なる、異質なる、源泉なる、偉大なる、レクイエム。
しかし俺は、レクイエムよりも、もっと大切なことを、知っているが言わない。
大切なことは、本当は、レクイエムよりも、気持ちだ、と言ってしまう。
言わないと言うのに、言ってしまうのが、レクイエムだと、言ってしまう。
㈢
ああ、姿勢的、レクイエムの意識作用よ。
死辺詩編をうろつく俺にも、どうか作用して、俺を救抜してくれ給え。