if:エンド集
*これは全てifの話です。
ありえたかもしれない可能性をゲームの攻略本風にしました。
本編とは全く関係ありませんが、本編のイメージを崩したくない人は見ないほうがいいかもしれません。
また、このエンドリストにはバッドエンドも含まれています。
バッドエンドは見たくないと言う人は◆の下まで移動してください。
○バッドエンド.1
誰もいなかったはずの場所、でも誰かがいたはずの場所。
もう何年も住んでいるはずの部屋は、なぜかとても広かった。
・発生時期
一章終盤から二章開始まで
・条件
五月終わりから七月までに真がユウの罪悪感を解消できなかった場合に発生。
ユウは罪悪感に耐えられず、真の記憶を消して出て行ってしまう。
→END『空っぽの部屋』
○バッドエンド.2
そこには私がいたはずだった。そこには私がいたかった。
でもそれはもう叶わなくて。
私は楽しそうな君を見ていることしか出来なかった。
・発生時期
四章
・条件
十一月、洗脳の影響で真の好意が『親友』に塗りつぶされていると気付いた際、洗脳を解除せずに現状維持を選んでしまうと発生。
真との関係は『親友』のまま変わらず、真は他の女と仲良くなっていく。
→END『逃げ続けた末路』
◆
○ノーマルエンド.1
二人はいつも部屋の中。
どこにも行かず、寄り添うように本を読む。
不健康かもしれないけれど、二人は穏やかに笑っていた。
・発生時期
二章
・条件
七月、初めての外出の際、真の緊張をほぐすことができず、気まずいままに終わってしまった場合に発生。
真は外出に苦手意識を持ち、極力外に出ないようになってしまう。
二人は部屋の中で完結する読書を好むようになり、それはいつまで経っても変わらなかった。
→END『二人の箱庭』
○ノーマルエンド.2
いつも彼女は前を往き、僕は後ろを付いて往く。
彼女はもっと前に出てと言うけれど、この立ち位置が僕らにはあっていると思うのだ。
・発生時期
二章
・条件
八月、旅行の準備をしている際、真の主体性の肯定に失敗した場合発生。
真は自分から行動することが少なくなり、ユウの後ろを歩くようになる。
二人の立ち位置は普通のカップルとは違っていて、でも本人達は楽しそうだった。
→END『前の君と後ろの僕』
◆
○グッドエンド.1
それは怖くて逃げだした末路。
危険はわかっていたのに、私は立ち向かわなかった。
失敗に気付き、どうすることも出来ずに頭を抱え、部屋の隅で震える私。
……しかし、そんな私にあなたは笑いかけた。
・発生時期
三章
・条件
八月、真の実家への帰省の際、一緒に実家に行かず家に残ってしまうと発生。
実家に戻り、アルバムを確認した真はそこにユウの姿がないことに気が付く。
いくらページをめくっても姿がないことに違和感を覚え、両親にも確認するが、そんな子に覚えはないとの返答。
その結果、違和感が限界に到達し、洗脳が解けてしまう事に。
数日後、家に帰ってきた真の姿を見たユウは洗脳が解けてしまったことを知る。
ユウは怯え、逃げ出し、部屋の隅で震えることしか出来なかったが、そんな彼女に真は戸惑いつつも話しかけた。
→END『これからも、傍にいて欲しい』
○グッドエンド?
彼女が酒に弱い事は知っていた。
それなのにコップに酒を入れて机の上に放置していた僕が悪かったのかもしれない。
・発生時期
三章
・条件
八月、旅行に行った際、露天風呂に行く前に酒の入ったコップを机の上に放置していると発生。
真の“君といて幸せだ”という言葉が嬉しくて嬉しくて仕方なかったユウ。
彼女は勢いのままに露天風呂に突入することを決める。
そして彼女は服を脱ぎ、露天風呂への扉を開ける直前、緊張で乾いた喉を潤そうと、近くにあったコップの中身を一息に飲み込んだ。
……真への恋愛感情が頂点に達し、理性の吹き飛んだ彼女がすることとは一体……。
因みに洗脳は途中で解除されました。
→END『これからは三人で』
※もう一度書きますが、ここに書かれたENDは本編とは関係ありません。
IFエンド集です。
以前誰かが感想欄で書いていたやつですね。
それを見てから何となく練っていた構想を実際に書いてみました。
一部本編とは違う雰囲気のENDもあると思います。
ですがあくまでこれはIFなのでお忘れなきよう。何度も書きますが。
内容は……まあ簡単に言うと洗脳が解ければグッドエンドだということです。
それ以外の場合だとノーマルやバッドになる、と。
ちなみにノーマルからグッドの方に移行する可能性もあるし、バッド2からもグッドに移行する可能性もあります。
要はユウの勇気次第、ということですね。
本当に取り返しの付かないエンドはバッドの1だけです。
これだけは本当にどうしようもない。