表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

武器詩:騎士の夢想

 第3話の前にタスクが使用していた騎士の夢想の武器のお話です。


 ある騎士がいました。

 

 騎士は大将を取るためにこだわっていました。

 

 身を守る盾はいかなる敵の攻撃を防ぎ、手に持つランスは杭打ち込めるように改造を施し、強固な鎧を打ち砕きます。


 騎士は最前線で馬に乗らずに己の足で戦場を駆け抜けます。


 大将だけを倒すために鍛え、敵を薙ぎ払いながら突き進みます。


 なぜなら、大将を倒せば戦争が終わるからです。


 長きにわたる戦いを終わらすために、騎士は大軍を突き抜けます。


 でも、騎士は立ち止まります。


 たどり着いた果ては、殺人鬼が敵も味方も殺した光景でした。


 戦おうとした人は殺されます。


 騎士は戦えと命令されましたが、戦いませんでした。


 だから、助かります。


 騎士が夢想した夢は殺人鬼に叶えられました。


 そして、騎士は武器を手放します。


 自分には必要はないものです。


 なぜなら、戦いを捨てた人に武器はいりません。


 ただ、騎士は願います。


 人々が安らかな夜を過ごせるように使ってほしいと願います。


 この先、殺人鬼は敵味方に関係なく多くの人に狙われるだろうと騎士は考えました。


 だから、騎士は思うのです。戦争を終わらさなければ、戦争が人を滅ぼす。きっと、殺人鬼は戦争そのものだろうと考えます。


 騎士は自分が長年使っていた武器を殺人鬼に渡します。


 殺人鬼はお礼を言って1匹のドラゴンと立ち去ります。


 残された騎士は歩き出します。


 生き残った者は、死んだ者たちのために生きる必要があるからです。


 騎士は戦いで荒れた世界の為に生きます。


 殺人鬼は騎士でもらった武器で生きます。


 皮肉にも、殺人鬼にわたった武器は血に染まりました。


 でも、騎士が夢見た平和は騎士が渡した武器で果たされます。


 そして、戦いを捨てた騎士は金色に染まる麦畑で孫の手を引くのでした。


 評価ありがとうございます。

 次の話は製作中です。

 豆腐メンタルひゃほい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ