表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/4

指名手配

 俺はギルド 、グランパレス・オブ・ダークのリーダーだ。

 名の通り闇属性を持つ者のみが集まったギルド。

 ひと月前のギルド覇権争いに勝ち全ギルドのトップに立った。

 それからクエストやギルド抗争で金を稼ぎギルド城を建てた、面積約4万平方キロメートル。

 ギルド専用の城を建てたのは我がギルドグランパレスが初だ、建設代が高く建てられないのだ。

 これはギルド抗争が大きな収入源となりクエストが副だった。

 これはこの世界でギルドという概念を作った誰かが作ったと言われている。

 名前は残っていない、理由はわからない。

 各国の調査チームが何かしらの手がかりがないか探しているらしいけど、まだ一切の手がかりなし。

 どこにギルドの拠点を置いていたのかも不明、残っているものは一切ない。

 あるのはたったひとつのルール『人vs人の場合負けた側が賠償を行う。ただし、勝った側の要求を重視せよ。』このルール。

 現在はもっとわかり易くなってるけどね。

 この際現在のも言おうか『人vs人の場合または人+モンスターvs人の場合負けた側は勝った側の要求に応えなければならない。』結果内容はほとんど変わってないけど。

 んまあそれは置いとこう。

 もうどうでもいいコトだ。




 今日この日俺が指名手配された。

 何故か?

 そんなこと知っているはずもない。

 禁断の討伐依頼を受け命からがらクリアしたに関わらず指名手配された。

 なぜだ?

 ギルドメンバーは俺が悪くないと知っていながら誰一人ここに残らなかった。

 残ったのは俺とこのギルドの財宝のみ。

 これから俺にかけられた賞金で人が俺を殺しに来るのか、確か1ゲルズ(1兆)だったか?

 だけどギルドランクトップの座を落とすわけには行かないし、挑まれた闘いは勝ち続ける。

 そう決めて着々と準備をしていた。

 すぐにでも誰かしら来るだろう。

 この金額、この城を建てた時の半値だから、どこかのギルドが来る確率が多いだろう。

 城だけは守る。

 俺がこの時代に生きた証拠として闘う。

 俺はこの城と誇りを守るために闘う、相手が勇者であろうと魔王であろうと。

 俺は闘う、生きている限り。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ