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1話▶プロローグ!

初めてで何も分からないですがよろしくお願いいたします(*..)”

舞台は円形状の島で、景色がありえないほど綺麗なことから理想郷と呼ばれています。

島の中心部に願いを叶えると言われている願いの木があります。(誰もたどり着いたことのない木)

そこに主人公が向かうという設定です。

ある朝、陽の光差すあたたかな森の中に2匹の大小のオオカミがいました。1匹は大人のオオカミで、もう1匹はその子供です。大人のオオカミはつがいを亡くしていました。

オオカミは頭が良く、人の言葉を理解していました。たまに通りかかる探検家に、道を聞かれると快く答えました。と言っても、言葉は喋れないので探検家の背中をぐいっと押して方向を伝えるのです。

そんな生活をしていたある日、オオカミは人間の捨て子を拾いました。拾った場所は随分特殊な場所で、オオカミはとても驚きました。その傍には願いの木と呼ばれる木が生えており、見蕩れるほど美しかったのです。なんとなく恐怖を覚えたオオカミはその捨て子を連れてその場を離れました。

捨て子はオオカミ達の暮らしに順応しました。走る時は四足歩行で、獲物は犬食いをし、狩りまで出来るようになりました。すれ違う探検家の言葉を聞き、オオカミと同じように言語を理解することも出来るようになったのです。そして、まだ未塾ではありますがオオカミは出来なかった言葉を発する能力も身につきました。

その頃には森は殺伐とし始めて、辺りにオオカミが見えなくなっていました。捨て子は気付きました。自分たちが道を教えた人達がこの場所を開拓しているのだと。ある日見てしまったのです。この前の探検家がオオカミを狩って食べているところを。

捨て子は焦り、オオカミの所へ戻ると、探検家に道を教えるのは危険だということを伝えました。オオカミは驚いた顔をしたあと、嬉しそうにしっぽを振ってこちらに擦り寄ってきました。言葉を話せるようになったことが、親として嬉しかったのでしょう。捨て子はその温もりが忘れられません。オオカミはもう道を教えないと誓いました。

平和が訪れると捨て子は信じて疑いませんでした。

その次の日でした。ダン!!!!という銃声が辺り一面に響きました。嫌な予感がして駆け寄ってみると、オオカミが撃たれていました。撃ったのは、以前道を教えてあげた探検家だったのです。探検家は捨て子を見るとそれに気付いたようで、

「嘘だ!気付かなかったんだ!道を教えてくれないからてっきり別のオオカミかと、、!」

と必死な声で叫びました。別のオオカミだったら殺してもいい訳でもありませんが、それを差し置いてもオオカミが殺されたのは捨て子のせいなのは明らかでした。道を教えるななどと言ったせいでオオカミは死んだのです。つまり、捨て子が殺したのです。

捨て子と子供オオカミは探検家に連れられて実験体として育てられました。その頃と生活は全く酷いものでした。狭い飼育ゲージに2匹は詰められ、食べ物もろくに貰えず、やせ細っていきました。

捨て子はずっと責任を感じていました。声を出しては探検家に怒られてしまうので、ずっと静かに泣いていました。子供オオカミは励まそうと頑張りました。言葉はなくとも、捨て子に気持ちは伝わり、やがて捨て子は泣きやみました。捨て子とオオカミは前よりもずっと仲良しになりました。

ある朝、暗かった辺りが明るくなりました。なんだと疑問に思う前に捨て子は意識が飛びました。やがてオオカミも意識がなくなりました。2匹は探検家の実験体として使われるのでした。

捨て子は目を覚ました時、激痛で小さく悲鳴を上げました。捨て子はやっと実験に自分が使われたことに気付きました。すぐ側にあった鏡で自分を見ると、自分の頭にオオカミの耳が着いていることに気付きました。しっぽも着いていました。耳の色は子供オオカミと同じ透き通った銀色でした。吐き気を催しながら辺りを見回してみると、落ちていました。オオカミだったものが。目は片目しか残っておらず、液体のようにぐちゃぐちゃになった子供オオカミがそこにはいました。捨て子は泣き叫びました。声量など気にせず、ずっと泣いていました。

捨て子は「ハチ」と名付けられ、探検隊に入れられました。どうやら捨て子とオオカミは組み合わせられて獣人というものにされたらしく、人間よりも遥かに体力に優れてるといいます。

今まで実験につかった人間は筋肉が未熟で上手くいかなかったものの、今回はオオカミと似たような生活をしていたおかげで上手くいったのだと隊員に教えられました。寒気がしました。

オオカミがいた所へ戻ると、すぐ側にあったツボを取ってそこにオオカミを詰めました。オオカミはもう返事が出来るような状態ではありませんでしたが、それでもハチは持っていこうとしたのです。

ツボに入ったオオカミをハチは「壺猫」と名付けました。外に出ると、空は満点の星空でした。複雑だった心がほぐれていく気がしました。ハチの心に新たな決意が芽生えました。

いつの日か聞いた言葉。「願いの木は見つけた人の願いを叶えてくれる__」

ハチは全てがなかった頃に時を戻してもらおうと考えたのです。考えた頃にはその場から離れていました。隊長の怒鳴り声が森にこだまします。しかしハチは無視をしました。

月はハチを元気付けるように優しく照らしていました。ハチは、新しい冒険のスタートを今切ったのです。

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