3年目の試練【200字作品】
たまにある実話ベースです。
最初に謝っておきます、ごめんなさい。
「おまえは二年間も何をしてきたんだ!」
会議室に残された俺は課長を前に震えていた。
「結果が出せなきゃ仕事じゃないんだ!」
恫喝。資料の束が叩きつけられる。
「わかってんのか!」
堪らず俯いた。こんな課長の顔は初めてだ。
「す、すいません」
肩を震わせながら答える。
「なに下向いてんだ、こっちを向け!」
んなこと言われても、あんたがしゃべるたびに出てくるんだよ。
「ゆ、ゆるして、くださ……ぷっ」
――鼻毛がプルンって。
枝分かれしてるんだよぉぉぉっ。
ということで、みなさんも興味がありましたら200字作品をどうぞ。