特別企画1 ザ・豆知識【タナカハジメによる講義】惑星編
この回は丸々、宇宙飛行士タナカハジメ氏による講義となりました。強い強いご希望により実現した次第です。今回の内容は我ら地球が含まれる太陽系の惑星たちについてです。
こんにちは、タナカハジメです。この地球がいかに他の太陽系の惑星と比べて特出して素晴らしいのかをお話ししたいと思います。まずハジメに、太陽系の惑星の並びですが、太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の順ですね。以下にそれぞれの惑星の特徴についてまとめました。
【太陽系の惑星】
●水星(Mercury)
太陽に最も近くまた最も小さい惑星。地球の1/20の重さ。大気はない。昼側の部分は430℃に達し、夜側は-170℃にまで冷え込むことがある。
●金星(Venus)
半径、質量ともに地球に似ている。自転の方向は他の惑星とは逆である。CO2を主成分とする厚い大気におおわれていて、表面温度は470℃にも達する灼熱の惑星。
●火星(Mars)
自転周期は約24時間37分で地球とはほぼ同じ。季節の移り変わりがある。主にCO2からなる薄い大気をもつ。かつては表面に液体の液体の氷が存在したと考えられている。
●木星(Jupiter)
太陽系最大の惑星。太陽と似て主に水素とヘリウムからなる。
●土星(Saturn)
木星の次に大きい。赤道面上に存在する巨大リングは、数ミリ以下の微細な塵や数センチ~数メートルの岩石の混じった氷の粒子からできている。リングの厚さは150mほどで薄い。
●天王星(Uranus)
表面温度-220℃の極寒の惑星。主に水素からなる大気を持ち、内部は氷や岩石からなると考えられている。自転軸が98°も傾き、横倒しの姿勢で公転している。形成時に大きな天体が衝突したことが原因かといわれる。
●海王星(Neptune)
メタンや硫化水素の雲が浮かぶ惑星。水素とヘリウムを主成分とする大気をもつ。
【太陽系から外された惑星】
◯冥王星
2006年に準惑星に分類された。-230℃~-210℃の温度で、窒素を主成分とする薄い大気をもつ。大気の薄さは、地球の1/10万しかない。表面には窒素、メタン、アンモニア、一酸化炭素などが霜のように固体で存在している。
ちなみに、この冥王星がなぜ惑星の分類から外されたかは、後の方でハジメ氏に説明していただきます!
*Newton 別冊 『空間編と時間編を、この一冊に! 大宇宙-完全版-』より
もう終わりですか? 講義資料の1ページにも充たなかったけど? もっと話したかったなぁ…(ハジメ氏より)