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ステータス確認

「いや、え? それで、転生したの? ふざけんなよ!?」


 …………もう少し、まともな死に方が良かったな。あれか? 友人の異世界召喚に巻き込まれないように、吹っ飛ばされた結果、トラックに轢かれて、異世界転生したのか?

 どんな確率だよ!? 友人が異世界に召喚される、その場に立ち会う、トラックに轢かれる、転生する。全部、宝くじ以上に確率低いだろう!?


「実質、宝くじに当たっているのか……」


 うん。混乱しているな。落ち着け。現状把握をするぞ。

 周囲には、人工物はなく、見える範囲には、木、木、木。おそらくは森の中。耳を澄ましても、人の声、獣の声はしない。

 当座の安全を確保するには、森を抜けて、人を探す。可能性としては低いが、トラックに吹っ飛ばされただけで、日本の可能性があるからな。それでなくとも、人里には降りたい。そのためには、水の確保、食料の確保、寝床の確保が必要か。


「……やることが多いな。こう言う時は、女神様が何か教えてくれたりしないものかね……せめて、『ステータス』ぐらい、『シュイン』見せて、ほ……しい」


 俺の言葉に反応するかのように目の前に半透明な板が現れた。

 もしかしなくとも、ステータスだろう。


「ご都合主義なような感じもするが、ありがたい。確認するか」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リョウ・アマギ 17歳 人間

職業 無職 lv1


職業スキル

なし

スキル

なし

ユニークスキル

なし

異能

《略奪》

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 ……な、なんだ……と!?

 む、無職……しかも、スキルなし……いや、待て。字面はとてつもなくやばいが、異能という、いかにもなのがある。これに全てをかけるしかない! 詳細を見るには……タップしてみるか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《略奪》

 ■■■■■により、作られた異能。保有者が未熟なため、まだ、第一位階しか発動されていない。

 第一位階の能力は、殺害した生物の職業、職業スキル、スキル、ユニークスキルの略奪。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 キタァァアアア! これはチート! まさしくチート!

 いや、待てよ。これ、今現在、俺が非力であることには変わりないのでは……

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