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サバゲーはじめました!   作者: Cyan(シアン)
初心者編
3/3

3 shot サバゲーとは?初めてのインドアサバゲー前哨戦

この話、投稿したつもりがしてなくてしばらく放置してました。

 見た目女子高生の人妻は時雨(しぐれ)さんと言うらしい。笑うとひまわりの様な笑顔で親しみ易いかわいい系美人で、腰まで伸びた髪をポニーテールに纏めている。時雨さんの夫は二階居るがヘッドフォンを着けて作業しているから自分の世界に入ってしまい、ほとんど降りてこないそうだ。その後もお茶と茶菓子を出してくれたので、2時間位サバゲーに関する話をまったり聞いて話し込んでいた。

「どこのフィールドでも体、身に付けいる衣類、銃にBB弾が一発でも当たったら、大きな声で『ヒット!』と言う事!これをヒットコールと言います」

「例えば服裾の先端に当たってもですか?」

「勿論!かすり程度でも当たりは当たりだよ。ただ特殊ルールの場合、はまた違うから、ゲーム始まる前にもう一度確認する事」

BB弾が当たったかどうかの判定は撃った側ではなく撃たれた側が判断する。これがもし撃たれた側がBB弾に当たってもヒットコールしない場合は『ゾンビ』違反行為となる。ゾンビ=いくら当ても死なない、という事だ。



 更に一時間店に展示してある銃を見せてもらい。特徴やら教えてもらった。

「さて、早速だけど原君は今週日曜日予定は空いてるかな?」

「予定は空いてますけど?」

「一緒にサバゲーしにいかない?秋葉原にもインドアフィールドがあるし、秋葉原と御徒町の間にはサバゲー用品ショップ何店舗かあるしちょうどいいかも」

「自分は何も持っていませんよ。それでもサバゲーってできるんですか?」

 撃ち合うエアガンさえ持っていないのだ。ここに置いてある戦う為の装備もない。原はサバゲーに興味を持っているが、一度もやった事のない遊びにお金をかけるのかと少し抵抗を感じた。

 時雨はその辺は大丈夫と言って、

「フィールドには最低限必要なもの一式はレンタルされているから、動きやすい服や運動靴を着てくれば遊べるよ。BB弾やガスガン用ガスもフィールドで販売されてるから忘れて来ても大丈夫。多分どこのフィールドでも諭吉さん一枚あれば行けるよ!今回は銃と装備は私が用意してあげるからBB弾とガスは買ってね」

 ニッコリ営業スマイルにとても断れる気がしなくてサバゲーデビュー戦の日が決まった。帰りに原は店内に置いてあるBB弾とガスガス用ガスを購入し店から出た。明後日の日曜日が不安だか楽しくなってきた。


昨夜、原は興奮して眠れなかった。土曜日は会社は休みだったので、借りている都内のアパートの一室でゴロゴロしながらスマホでサバゲーについて調べていた。準備するものはショップ店員の時雨さんから聞いていたし、スマホでググってリサーチしたから大丈夫だろう。

 心配なので朝出る前に、スポーツバックの中身を確認した。

「動きやすい服、運動靴、汗拭きタオル良し、帰りの着替えもok!後は・・・うぉ!BB弾とガス缶入れてなかった」

 危うく出費が増えるとこだったぜ!と思いながらバックに積めて、最後にお金も確認。諭吉さん五枚と少し多めにいれた。準備は大切です。


 次の日、時間も受付があったり説明があると聞いていたので余裕を持って現地入りした。まだお店が開く時間には早いがオタクの聖地は既にそれらしき人が集まり始めていた。どちらかと言うと今は会社へ出勤するために急ぐ人の方が多いか。

 原は秋葉原には会社の取引先があるので何度か行ったことはあるが詳しいのは飯屋位。秋葉原駅の電気街口の改札を出てから中央通りを目指して歩きマツモトキヨシの前の交差点を渡る。スマホGPSで一応ナビしているがたまにGPSがロストして目的地まで中々行けない。ナビでは駅からフィールドまで8分で着く予定になっているが、着く気配が全くない。仕方ないのでフィールドの周辺の地図を頼りに移動し始めてなんとか目的地までたどり着いた。

 フィールドは入り口は階段を上がり二階に位置する。中に入ると、

「あれ?原くん。集合時間大分早いけれど来たんだ?気合い入ってるね!」

 既に時雨さんが店内にいた。大型トランクケースを二つ傍らに置いて今からケースの中身を出そうとしていた。

「とりあえず受付してきて。レンタルはゴーグルだけ借りてきてね。で、お金は人が集まってから人数割になるから後になるよ」

「解りました」

 言われた通り受付に伝えて書類に記入していく。それから初めてのサバゲーと言う事で施設利用等注意事項の説明を受けて、登録カードを発行してもらった。時間的に10分近くの注意事項説明にびっくり。

「時雨さ~ん。受付終わりました!」 

やっと解放されて振り向いて、時雨さんのいた場所に目を向けると時雨さんの代わりに居たのはガチムチの強面お兄さんでした。

「おぅふ…」

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