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[プロローグ]苦悩と汚れ
この話だけだと正直意味わかんないと思います。でもこの話はこの物語の最後に繋がっていきます。どうしても必要だということをご理解ください。
今でも時々思い出すんだ。あの日、頬を伝った雨粒を、口に広がった血の味を、耳障りな笑い声を。
「一人で十分だ。」
そう呪詛のように繰り返す。ただただ時間を浪費しながら無気力に息をする。
「大丈夫だ…元に戻っただけだろ…」
今はもう無くなってしまったモノが心にこびりついて離れない。あれはいつの話だっただろうか。
ブツブツと、黒尾 恋はぼやき、同じ思考を繰り返し、低迷する。
―――僕は無能だ。
その一言には自虐、反省、虚無感――
数えきれないほどの感情が詰まっていた。
初心者で文も拙いと思いますが今後の話も読んでいただけると幸いです。




