表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異説大東亜戦争  作者: たこ焼き
一章
14/80

護衛艦隊の活躍

なんか、久しぶりにセリフを書いた気が…。

南方作戦ではあまり喋らなかったと思いますが、

これからは喋ります。

そろそろ、ルーズベルトも出してあげたいのですが、

どこにいれたらいいかよくわかんないです。

あと、今回少しドイツの話がでましたが

今度もっときちんと説明します。

               護衛艦隊の活躍




南下してきた、日本艦隊の攻撃を受けたドールマン少将の艦隊は全滅した。

生き延びたのはオーストラリアに脱出した米駆逐艦三隻のみであり、

これ以後ジャワ島攻略は順調に進み三月九日、バンドンに追い詰められた

司令官達が降伏を申し込みジャワ島は日本の手に落ちた。

フィリピンでは封鎖作戦が巧くいっており、進撃する必要はないと判断され

フィリピンの米兵、フィリピン兵は深刻な食糧不足に陥っていた。

第一段作戦で残っているのは中部ビルマ・ラングーン攻略だけである。

しかしセイロンにはイギリス東洋艦隊の基地があり、

ソマービル大将率いる東洋艦隊は旗艦「ウォ―スバイト」を中心に

戦艦四隻、空母三隻、巡洋艦八隻、駆逐艦一二隻という非常に強力な艦隊である。

ビルマ作戦にはどうしてもこの艦隊が邪魔であり、日本軍は虎の子の機動部隊の

半分、第一航空戦隊と第二航空戦隊つまり、「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」を

送ることに決めたのだ。兵力集中使用の大原則は破ることになるが、

他の四隻はどうしても哨戒のため置いておかなければならなかった。

それでも山本連合艦隊司令長官は錬度の高い一航と二航を出した。

インド洋からの敵艦隊撃滅も重要な任務だと理解していたからだ。




三月十二日、日本本土にて護衛艦隊が発足した。

その陣容は、

軽巡「木曾」「多摩」

軽空母「風翔」「祥鳳」

駆逐艦十八隻である。

駆逐艦はそのうち八隻が最新鋭の「海風型」であり、

連合艦隊がかなり力を入れたことがうかがえる。

司令長官は木村昌福中将。少将だったが、護衛艦隊の司令長官配属と同時に

中将に任命された。旗艦「木曾」で、木村は山本に言われたことを思い出していた。




「私がですか。」

困惑の表情を浮かべる木村に山本は言った。

「私は、適任者は君しか思い浮かばないよ。護衛は嫌かね。」

静かに言う山本に木村は答えた。

「正直に申し上げると…。」

「しかし、輸送船の護衛は日本の生命線だよ。南方からの資源が足りなければ

この戦争は遂行できない。確かに今まで我が海軍は護衛というものを

疎かにしてきた。潜水艦を撃沈したとこで大した手柄にならんからね。」

「それならば…」

喋ろうとした木村を山本は遮る。

「君が引き受けなければ、皇国は滅びるよ。」

笑おうとした木村だったが山本の顔を見て表情を変える。

「可笑しいかね。米と事を構えた時点で何時そうなっても可笑しなことではないのだよ。

真珠湾、南方作戦、勝利、勝利と他の将兵は喜んでいるようだが皇国とかの国との

国力差を知っているかね。」

「およそ、五倍と聞いていますが。」

「十五倍だよ。」

そう言った山本に木村は驚愕した。

「驚いたかね、日中戦争の早期講和によって、国力と軍の増強に当たることが

できたことは僥倖だった。しかし、結局米とは戦争の道を歩むことになってしまった。

完全に米国を屈服させることは不可能だ。同盟を結んだ独逸は幸い勝利を続けている。

我々はなんとかして早期講和に持っていかなければならない。それを支えるのが

南方からの資源だ。頼む、引き受けてくれ。」

必死に力説する山本に木村も心動かされ了承した。

二月八日のことである。





「航空機発艦します。」

そう言った通信員の声に木村は振り向く。空母「風翔」から

零戦二十二型、九十七式艦攻が発艦していく。九十七式艦攻には最新鋭の対潜電探が

取り付けられている。南方での資源供給の目途がたったため、輸送船六十六隻の護衛に

木曾を旗艦とする第一護衛戦隊が付いていくことになっていた。

日本本土から出撃して二日になるが、いまだ敵潜水艦発見の報はもたらされていない。

艦長の秋山中佐が木村に話しかける。

「このままいけば、無事たどりつけそうですな。」

「そうだな。」

一時間ほどすると、北東に飛んでいた艦攻から報告が入った。

「我、敵潜を発見せり。至急駆逐艦を派遣されたし。」

木村はにやりと笑い駆逐艦「海風」に連絡した。

海風の抜けた場所には「白風」が入る。

護衛艦隊は完璧な護衛態勢をとっていた。





「駆逐艦、近づいてきます。方位六五度、距離千八百。」

「ちっ、深度三百十フィート、急速潜航。」

米潜水艦艦長ファレル中佐は舌打ちしながら命令を下した。

日本軍の輸送船団を発見し魚雷発射可能深度まで浮上したが

駆逐艦が急行してきたため断念し、潜航した。

「無音を保てよ。」

先任伍長のハレスはそう言ったが、みな言うまでもなく無言でいる。

そのとき水測長が静かに叫んだ。

「爆雷投下。」

ファレルは祈るように上を見る。しばらくすると爆雷の爆発音が聞こえてきた。

すべて潜水艦の真上である。爆発は真上では潜水艦に被害を与えられない。

ファレルがほっと胸を撫で下ろしたとき、ものすごい爆発が下部から起きた。

「艦尾に亀裂。浸水しています。」

ファレルは最後の時が来たのを悟り命令した。

「メインタンク、ブロー。急速浮上。砲員は配置に着け。」

潜水艦の砲員に役目が来るときは、最後の時である。

浮上すると、距離二千メートルほどに一隻の駆逐艦が波に揺られていた。

砲はもうこちらに向いている。砲員が砲塔に駆けつけたころには、駆逐艦は発砲していた。

距離二千メートルである。はずすわけがない。

計十二発の砲撃を浴びると米潜水艦は沈んでいった。乗組員が必死に泳いでいるのが見え、

駆逐艦海風は救出を開始する。

この他にも二隻の潜水艦が見つかり、駆逐艦の爆雷によって沈められた。

日本船団の被害は皆無であり、その報告を受けた山本は護衛艦隊の活躍に

頬を緩ませた。護衛艦隊の活躍により、輸送船団の被害は史実に比べ格段に

低下する。そのため、本土には南方の豊富な資源が安定して届くようになった。



一方、四月一日、

重巡五隻、軽空母二隻、軽巡二隻のマレー艦隊、そして空母四隻、戦艦二隻、

駆逐艦八隻の機動部隊がベンガルとセイロンに向かって出撃した。

イギリス東洋艦隊は日本海軍の作戦暗号の一部を解読していたため、

いくつもの哨戒線を張って待ち構えていた。意外と知らない人も多いが

暗号解読は米国より、イギリスの方が開戦初期では優れている。

日本軍の暗号解読のノウハウはイギリスが米に教えたのである。

作戦暗号の解読は山本も懸念はしていたが、真珠湾奇襲の成功により

いまだ解読はできていないと思ってしまった。

日本海軍の暗号変換はもう少し先のことになる。


早く、珊瑚海海戦を書きたいのですが…

インド洋での作戦が終わった後でしょうね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ