5話
本日最後になります。
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5話
「わん!」
「って、わんこ?」
「わふ!」
「狼かぁ。それにしてもまんまんるで可愛いなぁ。おっと名前つけないと駄目なんだよね?」
「わふぅ」
「んー、銀色で丸いし満月みたいだし“銀月”なんてどうかな?」
「わふわふ!」
「そっか気に入ってくれたのかぁ。良かった!あ、俺の名前はミツル・ミカヅキだよ。月に関係のある名前だから同じだね。」
「わふふ!」
「嬉しいのかな?あ、ステータスを見ろって?」
「わふわふ」
「ステータスと強く思えば見えるのか。よし!」
俺はステータスのことを強く思い浮かべた途端眼の前にステータスが浮かんだ。
ミツル·ミカヅキ(三日月 満)
種族 人族
年齢 15歳
ペアリンク階梯〘1/255〙
HP 150
MP 300
物理影響 15
魔力影響 30
スキル
言語学MAX
投擲Lv7(強襲 遠投)
棒術Lv5 (強振)
デュアルスキル
なし
ユニークスキル
月光 チャージ0%
相棒
銀月
種族 ムーンウルフ(幼体)
階梯 1〘1/20〙
HP300
MP300
物理影響30
魔力影響30
スキル
空走Lv1
空間魔法Lv1(空間収納1/10)
リンク上昇値
HP20
MP20
物理影響5
魔法影響5
おーこれがステータスかぁ。銀月のも見れるのか。種族がムーンウルフ、月関係なんだな。
珍しいのかな?
ん?銀月のところばかり見てたけど自分のステータス見ると階梯限界がかなり高いんじゃないのかこれ?
それにスキルもあるな。
投擲とか棒術って野球関係だよな?()の中のは使える技かぁ。
銀月の空間魔法って便利そうだね?
なんかいろいろと珍しそうな属性だな。
珍しそうなもいえば俺のユニークスキルとかあるんだけど。
月光ねぇ。
効果わからないかな。
お、なんとなくわかるのか。
月の光に当たるとチャージが貯まってそのチャージ量に応じた身体強化や特殊攻撃が出来るのか。これは詳しくは使いながらだな。
でも、正しく切り札だよな。
まぁ、これなら冒険者になれそうだから良しとするか。
ステータスの説明はあとで聞いてみるとしてとりあえず出るかな。
「おう、無事に終わったようだな。」
「あぁ、おかげさまでな。おっと、このモフモフが相棒でムーンウルフの銀月だ。」
「ミツルさん!の相棒はムーンウルフなんですか!?」
「え、えぇ。そうですがなにか?」
「あります!相棒のなかでも種族名に属性や太陽、月が入る種族は総じて強力なものが多いのです!
あ、そうだカード見せてください!」
「あ、はい!」
「えっと、しっかり相棒の名前も出て登録されて階梯と階梯限界がでて……、ってなんですかこれ!こんな限界値初めて見ましたよ。将来英雄ですね!」
「おいおい、まじかようちの相棒でも辛うじて土系統なのに月系統長形かよ!限界値俺のほぼ倍とかすげぇな。」
「やっぱり凄い数値なんですね。それに直系とかなんの話ですか?」
「おう、悪いな。属性とか直系とかって言うのは神話に関係するんだ。ミツルの所は相棒召喚が無いって言ってたから知らなくても仕方ないのか?
まぁ、簡単に言うと太陽の神を頂点としてその伴侶の月の神その下に各属性神がいるんだが詳しい神話の話は時間があるときに調べると良いが、つまりはその神様達直属の眷属が直系とかその血脈とか言われる種族達で種族名にその神様に関係するものが出る場合はとても色濃く特色を引き継いでいるんだ。
まぁ、とにかく特化型であったり強力だと思えばいいさ。
うまく説明出来ずにわるいな。」
「いや、ありがとう。とりあえず冒険者にはなれるってことでいいんだよな?」
「そういうことだ。それじゃぁこのまま冒険者ギルドへいくか?」
「あぁ、そうだな。」
「あ、あの、少しお待ち下さい。眷属を相棒にされた方には国より支援金が支給されることになっております。」
「え?そうなんですか?」
「はい、国取って国益になることですから。」
「でも、俺はこの国の国民ではないですよ?」
「そうなのですか?確かに珍しい髪色ですが」
「あぁ、ミツルは魔力災害に巻き込まれてかなり遠くの国から来たみたいなんだ。」
「それでも、問題はありません。どちらにしても暫くはこの国やこの街で活動されるのですから。」
「そうですか。確かに支援金がもらえると助かるのですが他国でその待遇にされるのは気が引けるけどありがたく頂きます。」
「それでは、支援金の申請書類にサインをして頂き後日お渡し致しますので連絡先を教えて頂けますか?」
「わかりました。この用紙にサインですね。それと連絡先は、森のそよ風亭でお願いします。」
「はい、承りました。それでは今日はお疲れ様でした。あ、今度出来れば銀月ちゃん触らせて貰ってもいいですか?」
「銀月、いいかな?」
「わふ。」
「いいみたいですよ。」
「ありがとうございます!……、よし!そのふわふわモフモフぐふふふ」
「それじゃぁ。また。」
最後何言ってるのか声が小さくてわからなかったけど気にしないほうが良さそうだよな?
こうして俺と銀月と出会いやっと異世界での第一歩を踏み出せたように思う。
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