13話
本日1話目です。
あと1話あげれるかな?と思います。
13話
森に向けて歩いている間にこれまでに聞いたことを反芻することにした。
ノービスになるとやることがいくつかあって1つ目は、講師がいない状態になれること。
2つ目は石級になったときのパーティを決めること、それから3つ目がいろいろな依頼を体験して自分に合う依頼の種類を把握することと言われているが3つ目はノービスでは受けれない依頼もありそこまで重要ではないけどなんとなくの目安を見つけるのが目的なようだ。
「なにをしているのよ?森にはやく行きましょ。モタモタしている時間は無いわよ!」
「わかったよ。そしたら、今日はスライムの核集めと単価は高いけど人気がなくて残ってた森に自生するフルーツ採取に早速いこうか。」
「そうね。フルーツ採取はかさばるから銀ちゃんのスキルありきなんだから銀ちゃんをちゃんと抱いて連れてくるのよ?」
そう、エミリーだが講習期間を経て銀ちゃんこと銀月のモフモフにやられていつの間にか銀ちゃん呼びになり骨抜き状態だったりする。
その、エミリーの相棒フィールも似た者同士なのか器用に顎のしたでたまに銀月をなでていたりする。
なので嫉妬とかはないようだ。
ギルドでやることをやった俺たちは森に着いてから先ずはギルドで知り得たフルーツのなる木がある場所へと向かいながらスライムの核を集めて回った。
「ふう、やっとついたな。」
「そうね。まさか来るまでにスライムがあんなにもいるなんて思わないじゃない。」
「そのおかけで核をたくさん集めることができたじゃないか。」
「まぁ、そうだけど。それにしても銀ちゃんの収納スキルは便利よね。」
「そうだな。俺も覚えれたらいいが………」
「そんなことより、集めるわよ!」
「でもどうやって?」
「んー登る?あとは、銀月に、空歩で向かってもらって爪で根本を切ってしたでキャッチとか?」
「銀ちゃんだけ働かせないでよね!」
「わかってるよ。」
そうだなぁ。どうするか。
足を上げた所に台があればな。なんて…
「ん?!おーー!」
「ワフ!」
「ほう、これが空歩なのか?」
「わふふ!」
「これなら……」
俺は空歩を覚えたようでそれの練習を含め使用しながら、フルーツを集め銀月の収納に100個ほど集めることができた。
そのあといくつかのポイントを回り何種類かを集めていった。
そしてギルドへと戻る帰り道
「もう!今回は私だけ活躍できなかったわ!なんであんたまで空中を歩いているのよ!それは銀ちゃんの特権じゃないの!?」
「そうは言ってもスキルが生えたんだからしかたないじゃないか。」
「それでもくやしいわ!」
「んー、まぁ、できることをお互い助け合えばいいと思うからこれもノービスでやる目的の自分のできること探しの一端は体験できたんじゃないか?」
「むう。」
そんな、話をしながらギルドへと戻り精算をした。
「はい、お疲れ様です。お二人の成果はノービスどころか鉄級冒険者でもなかなか難しいものになってますよ。さすが収納持ちのいるパーティは違いますね。
ですが、収益のでるものが無い時とある時で収入に差が出やすいのもこのタイプですのでいろいろとできることを増やしていきましょうね!
というわけで、本日の買い取り額とクエストの依頼金の合計は、フルーツ各種の大量納入により……」
「「ゴク」」
「金貨70枚になります!」
「「おーーー!」」
「それと、これは買い取り金額などから税と手数料を抜いた金額ですので税の追加徴収などはないので安心してください。
それから、今回はフルーツの生産農家さんが不作で供給量が少なかったが為にこの金額ですが普段であればこの半分ほどにしかなりませんので相場の把握は採取者にとっては必須なので市場を歩く時間をつくるのも大切ですよ!」
「「はい!」」
受付ではこのように豆知識なども教えてくれるのでノービスの期間はホントに貴重な時期と言えた。
そして、二人でギルドでやることがあったのでパーティ募集の掲示板へとやってきた。
ここには、新人ノービスの紹介と勧誘やパーティ結成などの申請が出来るようになっているものと先輩冒険者のパーティ募集用のものと2種類あり今回俺たちが見に来たのは、自分の紹介がされた掲示板にパーティの申請や面接の打診など連絡が来ているかを確認しきたのだ。
残念?ながら俺には初日ということもありなにもなかったが、エミリーの方にはいくつかの申請が来ていたようだ。
チラッとみた限り男性主体のパーティからの申請のようで周りでチラチラみている雰囲気から下心しかなさそうな感じだ。
「良かったな。申請いくつか来ているみたいじゃないか。」
「ふん、こんな下心がスケスケの勧誘なんでお断りよ!今日は帰るわよ!」
そう言うと申請拒否こ判子を借りてきて全てに押すとさっさとギルドをあとにしようとしたので明日の打ち合わせもあるし後を追いかけて待ったをかけた。




