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⭕ 初めての患者 4

 

──*──*──*── 1ヵ月後


 4回目の予約をしてくれたさんがてくれた。

 今日きょうは16時じゃなくて14時の予約だ。

 診療所にさんの顔は曇っている。

 なにな事でもあったのかな?


──*──*──*── 診察室


セロフィート

こんにちは、さん。

  今日きょうは浮かない顔をされていますね。

  自宅でなにか有りましたか? 」


名倉谷

「 セロッタ先生!!

  助けてください!!

  悪夢を──悪夢を見るんです!!

  金縛りにもなるようになって── 」


セロフィート

「 ははぁ……。

  悪夢と金縛りですか。

 どのような悪夢を見るのでしょう?

  内容は覚えていますか? 」


名倉谷

「 それが……内容は覚えていないんです……。

  悪夢を見ている事だけは覚えているんですけど…… 」


セロフィート

「 ワタシには夢診断は出来ません。

  金縛りは身体からだは眠っているのに脳が起きている事で起きる現象だと一般的には言われてます。

  そうですね……では、此方こちらを出しましょう 」


名倉谷

「 可愛い缶ですね!

  これは? 」


セロフィート

「 中にタブレットがはいっています。

  就寝まえに1錠、舐めてください。

  毎晩、違う味を楽しめるタブレットです 」


名倉谷

がとう御座います……。

  あの、これはいくらするんですか? 」


セロフィート

「 非売品です。

  売り物ではないので、販売はしてません 」


名倉谷

「 そ、そうなんですね… 」


セロフィート

「 タブレットをれる缶は貸し出すだけです。

  インテリアとしても飾れる仕様です。

  悪夢や金縛りに悩まされなくなったら返してください 」


名倉谷

「 分かりました。

  あの──、お盆に帰省するのはむずかしいので、実家と本家の墓参りには行ってました! 」


セロフィート

「 実行されたのですね。

  どのようなアクションが有りましたか? 」


名倉谷

「 実家には帰る前に電話をしたんです。

  お盆に帰省するのはむずかしい事と、お墓参りしたいから帰る事を伝えなら、か喜ばれまして──。

  実家に帰ってからは、両親と一緒に墓地へ行って、お墓参りしました。

  セロッタ先生がくれた紙を見ながら掃除をしたり、骨壺がはいってる中を確認したりして──。

  父親から家の先祖のはなしも聞かせてもらいました。

  今まで先祖に興味なかったので──、泣いて喜ばれてしまいました(////)

  本家の墓参りに行きたい事を話したら父親が本家へ連絡してくれて、3人で行く事になりました。

  父親は8人兄姉弟の6なんで、うちぶんだったんですね。

  父親の兄──長男は戦争で亡くなっていて、次男は流行りやまいで亡くなっていて、3なんは仕事中に事故死していて、4なんは海水浴に行って宿泊していた旅館で魚料理を食べて亡くなっていて、5なんが本家を継いで現代に至るそうです。

  5なんは10年前に熱中症で亡くなっていて、今は息子さんがちょうをされてました。

  父親の兄達が5人も亡くなっているなんて知りませんでした… 」


セロフィート

「 本家にもなにかしらの問題が有るようですね。

  お父さんのお姉さんや弟さんは元気なのですか? 」


名倉谷

「 父親の(長女)は外国人と結婚していて海外で暮らしているそうです。

  父親の(なん)は結婚後、婿養子になって元気に暮らしてるそうです。

  7なんは社長として儲けてるみたいですよ 」


セロフィート

「 成る程──。

  御両親と本家の墓参りに行けてかったですね 」


名倉谷

「 はい!

  でも、怖いですよね。

  兄が5人も亡くなるなんて──。

  ちょうさんは、のろいやたたりなんじゃないか──って冗談っぽく言ってました。

  ちょうさんには息子さんが3人と娘さんが2人るんですけど、奥さんは不安がっていましたよ。

  自分の息子達も不幸に見舞われたりするんじゃないかって…… 」


セロフィート

のろいやたたりは存在しません。

  人には自分の立場での “ 自己の住位 ” というものが有ります。

  “ 自己の住位 ” をおろそかしていると、人がこのまぬ事物現象を使い教えられます。

  人はこのまない現象を “ のろい ” や “ たたり ” と呼んで避けているのが現状です。

  おはらい,祈祷をしても一時的な気休めでしかなく、くなる事はないです。

  根本的な解決にはなりません 」


名倉谷

「 は、はぁ……。

  自己の住位……ですか?? 」


セロフィート

「 本家の問題に関してはおい(おい)するとしましょう。

  さんには次の処方箋です 」


 セロはさんに用意していた処方箋を出す。

 今度は一体なにが書かれているんだろう?


セロフィート

「 今回からは不仲な兄妹きょうだいとの和解を目指して、さんから歩み寄りましょう 」


名倉谷

兄妹きょうだいに歩み寄る??

  えっ……なんで俺から── 」


セロフィート

さん、相手から歩み寄ってくれるのを待っていては、なにも変わりません。

  自分から動いてください。

  不仲な兄妹きょうだい距離を縮めるのはむずかしいでしょう。

  先ずは手軽なメッセージカードを出してみる事から始めてみましょう 」


名倉谷

「 メッセージカードですか? 」


セロフィート

「 メッセージカードならでも売られています。

  さま(ざま)な種類が有りますし、選ぶだけでも気分転換になるでしょう 」


名倉谷

「 気分転換……ですか? 」


セロフィート

「 連絡無精の改善にもなります。

  連絡を忘れがちな両親や疎遠になっている友人に出してみてもいですね。

  かしこまった文章より、く近状報告を添えるといでしょう。

  先ずは季節や行事に関連させてメッセージカードを出してみましょう 」


名倉谷

「 は、はい… 」


セロフィート

「 御兄さんや妹さんは御結婚をされていますか? 」


名倉谷

「 妹はだですけど、兄は結婚してます。

  バツ3ですけど…… 」


セロフィート

「 御兄さんの奥さんへは個人的に送らないようにしてください。

  初めは御兄さん宛に出すように心掛けましょう。

  必ず御兄さんを気遣う言葉をく添えてください 」


名倉谷

「 兄を気遣う言葉ですか?

  兄とはいろ(いろ)とあってむずかしいんですけど── 」


セロフィート

「 初めは心がともなわなくても、繰り返していれば自然に心もともなようになります。

  先ずは気持ちを行動で示す事です。

  さんが真剣に和解をしたい姿勢を相手に見せてください。

  返事がなくても、拒絶されないうちは出し続けてください。

  拒絶されたときいか、一緒に考えましょう 」


名倉谷

「 は、はい…… 」


セロフィート

「 本家とも繋がりが出来た事ですし、絵葉書をちょうさんへ送り、本家ともよりい関係を築いていきましょう。

  本家なくして分家はないです。

  本家が栄えなければ、分家も栄えません。

  実家も大事ですが、本家も大事にしてください。

  本家に対しては、さんが個人でなにかするより、御両親と一緒に協力して取り組むようにしてください。

  息子の立場,息子のぶんわきまえながら、実家のちょうであるお父さんをしっかり立てながら取り組んでください 」


名倉谷

「 ………………分かりました?

  絵葉書は個人的に送っていんですか? 」


セロフィート

「 本家を継いでいるちょうさんは、さんの従兄いとこに当たる方ですね。

  従弟いとこの立場で個人的に出すのは構いません。

  先の事は分かりませんから、本家や従兄いとこと親しくなり、和合していた方がいです。

  困ったときに頼り、頼られる相手がるとこころづよいですものです。

  未来のさんの為にも、本家や従兄いとこと信頼関係を作り、良好な関係を築いておきましょう。

  良好な人間関係は未来の自分への投資だと思ってください。

  必ず、未来の自分の助けとなる日がます 」


名倉谷

「 未来の自分への投資……ですか?

  取り敢えず、絵葉書やメッセージカードを買いに行ってみます 」


セロフィート

「 未来のさんの為にも現在のさんに出来る最善を尽くしていきましょう。

  今日きょうの診察は迄にしましょう。

  1ヵ月に御会いしましょう 」


 さんは椅子から腰を浮かせて立ち上がる。

 セロに頭を下げて診察室を出て行った。

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