マオ
「 なぁ、セロ。
何で此処に来る殆んどの患者は “ 《 心霊カウンセラー診療所 》で治療を受ければ病気が治る ” なんて勘違いするんだ?
ちゃんとした病院が在るのにさ 」
セロフィート
「 さて、何故でしょう?
カモが増えるのは良い事です 」
マオ
「 まぁな~~。
でもさ、診察する中でちゃっかり病院へ行く事を進めてるじゃんか 」
セロフィート
「 当然です。
《 心霊カウンセラー診療所 》は心霊関係の診療所です。
病気の治療は専門外です。
ワタシが古代魔法で病を完治させる訳にはいきませんし 」
マオ
「 セロは医者じゃないのに病を完治させれるのか? 」
セロフィート
「 病の原因である腫瘍だけを〈 テフ 〉へ変換すれば良よいだけです 」
マオ
「 あっ、そっか!
それなら医師としてもガッポリ出来るんじゃないか? 」
セロフィート
「 それは出来ません 」
マオ
「 何なんでだよ? 」
セロフィート
「 再さい々さい言いますけど、人間の身に起こる好このましくないあ・ら・ゆ・る・事じ物ぶつ現げん象しょうは〈 久遠実成霊妙な能きの主宰者 〉が衆しゅ生じょうを救う為の手段として使われている道具の1つに過ぎません。
それを跡形も無く消してしまう行為は〈 久遠実成霊妙な能きの主宰者 〉の邪魔,妨害をする事になり、信頼を裏切る事になります。
そうなれば、ワタシの存在は1万年の期限を迎える事なく消滅し、新あらたな人セロ形フィートが作られる事になります。
病やまいの進行を遅らせる事,進行を止とめる事もし・て・は・い・け・な・い・行為なのです 」
マオ
「 そ…そうなんだ……。
進行を遅らせたり、止とめる事も本ほん当とは出来るんだ……。
古代エンシェント魔法マジックって凄いよな。
でもさ、≪ 国 ≫や≪ 大陸 ≫を丸ごと〈 テ原質フの源みなもと 〉に変換する時ときも有るよな?
それは良いいのか? 」
セロフィート
「 目的が違います。
患者から身体からだを蝕むしばむ病やまいを完治させる為ではなく、地球テッラを蝕むしばむ害虫を排除する為に行おこないます。
あくまでも “ 地球テッラを存続させる為の手段 ” という大義名分の元に行おこなう粛しゅく清せいです 」
マオ
「 そ…そうなんだ……。
人間を助ける為じゃなければセーフって事なんだな…… 」
セロフィート
「 そうなります。
この世には実じつに多くの病やまいが存在しています。
何い時つ何ど処こで何なにが原因で何な故ぜこの病状となったのか──、人間には分からぬ事です。
果てしなく多い病やまいから態わざ々わざ選ばれたチョイスされた事には必ず意味が有ります。
その病状でなければならない理由,意味──、その病やまいを使い教えられている神しん佛ぶつ意い── 諸しょ天てん善ぜん神じん,諸しょ佛ぼとけ,諸しょ菩ぼ薩さつの御ご意い趣しゅ ──は、人間の知恵では解わかり得えません。
善意に義を解かいし、悟さとる── 神しん佛ぶつと人間との差を取る ──事も難むずかしいでしょう。
何なにせ人間は〈 久遠実成大宇宙パワーの根源 〉と自由に意意思志の疎通を出来ませんし 」
マオ
「 正しい宗教と正しい信仰の在り方を時代のレベルに合わせて説いて教えてくれる〈 当とう来らい佛ぶつ 〉と出逢えていないからだったよな。
だから、病気で苦しむ人達が身体からだを蝕むしばむ病気を通とおして、未来の自分の為に出来る正しい善の積み方を知れないんだよな。
正しい心こころ掛がけで正しく善ぜんを積めないから、来世あのよへ生まれ変わる未来の自分の為に功徳の貯金が出来ないんだっけ?
来世あのよに功徳の黒字繰り越しが出来ないから、来世あのよに生まれ変わる自分の未来に不安を抱いだくんだ…… 」
セロフィート
「 感謝の心を持ち、謙虚さ,礼儀,尊敬の念を持ち、尊重しつつ世の為,人の為になる事を自みずから進んで実行する事です。
生いかして頂いている神しん佛ぶつの慈悲と恩に報い、社会に貢献し、周りの人に良よい影響を与える事です。
家庭が良よくなれば、近所も良よくなり、地域も良よくなり、地区も良よくなります。
たった1人から始まった小さな波紋も大きくなり広がります。
どうせ大きく広がるなら、悪い影響ではなく良い影響を弘ひろめる方が良よいでしょう。
悪い影響を周囲に広めれば、来世あのよに赤字繰り越しする事になり、未来の自分は苦境に苦しむ人生を送る事になるでしょう。
逆に良い影響を周囲に広めれば、来世あのよに黒字繰り越しする事になり、功徳の貯金に依って未来の宿命も変えられます。
どちらの境遇で来世あのよで生いきたいか、一目瞭然ではないです? 」
マオ
「 確たしかにな……。
善ぜんを積んで功徳を貯金してる黒字繰り越し出来た来世みらいの方が断然良いいと思う。
──でもさ、その人間達の懸命な努力を台無しにするのは──、セロなんだよな~~~~ 」
セロフィート
「 それは仕方無です。
地球テッラの寿命を縮め存続を邪魔する存在──人類の生存数すうを減らす事は人セロ形フィートであるワタシの使命ですし 」
マオ
「 そだな~~ 」
セロフィート
「 マオ、お復習さらいしましょう。
好このまない事こと柄がら,病やまい等などを使い、本人,家族に対する自己の住位,果たすべき与えられた役目を教えられます。
今の自分に出来る範囲で、未来に向けて正しい善ぜんを積み、来世あのよへ生まれ変わる未来の自分の為に功徳の貯金を貯めるチャンスを無駄にする事のない様ように “ 処方箋 ” を用もちいて、患者さんへ伝えるのが “ 心霊カウンセラー ” であるワタシの役目です 」
マオ
「 もぅ、小こ難むずかしい事を言う~~。
何い時つものアレだろ。
正しい心こころ掛がけで正しい善ぜんを積むには〈 久遠実成エネルギーの根源 〉に “ 御伺い ” しないといけないんだろ? 」
セロフィート
「 覚えてました?
偉いです、マオ♪ 」
マオ
「 ま、まぁな~~(////)
〈 久遠実成大宇宙パワーの根源 〉に “ 御伺い ” して、〈 久遠実成エネルギーの根源 〉の御ご意い趣しゅに適かなった世直し活動に協力するんだろ? 」
セロフィート
「 そうです。
〈 久遠実成宇宙を支配する主宰者 〉に “ 御伺い ” しながら、法ほう時じ処しょ才さいの四し適てきに適かなった善ぜんを行おこない、多くの人ひと々びとの役に立ち、世の中に良よい影響を与え、社会に貢献する事を〈 久遠諸天善神実成諸佛諸菩薩 〉は求めています。
大自然の道理,大自然の法則に適かない、心が伴ともなっていれば、善ぜんの行おこないとなります 」
マオ
「 無理だよな。
完全な無理ゲーのヤツだよな。
人間には〈 久遠諸天善神実成諸佛諸菩薩 〉に “ 御伺い ” なんて出来ないんだからさ! 」
セロフィート
「 そうです。
其そ処こで ” 処方箋 “ の出番です。
人セロ形フィートは〈 久遠諸天善神実成諸佛諸菩薩 〉から霊気を感受する霊れい観かんを授かりません。
霊れい観かんを授かれませんから〈 久遠実成宇宙を支配する主宰者 〉に “ 御伺い ” する事も出来ません。
人セロ形フィートには〈 久遠実成宇宙を運営する主宰者 〉の御ご意い趣しゅは解わかりません。
それでも、人間として決けっして忘れてはいけない事,人としてす・べ・き・事を教え、知らせる事は出来ます。
人間の力ちからでは変えられない大自然の道理,大自然の法則に適かなう範囲で行おこなえる簡単な事こと柄がらを処方箋に書き、患者さんへ教えます 」
マオ
「 処方箋に書いて教えるだけで、お金が入はいって来くるんだから楽ラクだよな~~ 」
セロフィート
「 実践するしないは患者さんの自由です。
患者さんの自発性に任せるので、改善されなくても此方こちらの責任にはなりません♪
患者さんの心こころ掛がけ,決断力,努力に依って結果は変わります 」
マオ
「 丸投げぇ~~~~ 」