浅ましく、夕暮れ
いつまで経っても
辿り着かせてはくれないのだろう
もう戻れないのは
誰でもない僕のせいなのだから
どうしても汚く濁った頭では
君のことを見つめてはいられないから
どうしたって苦しいのさ
過去の理想みたいな今がすぐ隣にある
誰も僕を恨んではいないのに
勝手に首を絞められたような
ピアノは無責任な分
縋る僕を咎めはしない
また君を夢で見たのなら
きっと僕はまた君が好きになる
きっと何十年経とうと
僕の人生を潰してしまってもいいくらい
好きになったのは君だけなのだから