初交流
「チュートリアルが終わったのかな?」
くそ! 最初のところに戻ってきたぞ! あのおっぱい許すまじ!!
「ああ~怖かったです……」
……なんか後ろから声が聞こえるな。まだ俺が元気だったころに聞いた声だ。どんな顔か拝んでやろうじゃないの!
「ちょっとかわいいからっていい気にならないでよねっ!!。」
「えっ!?」
いかんいかん。つい顔に騙されてしまった。もう一度だ。俺はクールだ、問題ない。
「キャラメイクでおっぱい大きくしたって俺は騙されんぞ!!」
「なっ!?」
よし! なんか予定とは違う気がするが言いたいことは言えたぞ俺!
「外見は何もいじってないです!」
なんか怒ってるがそんなわけないだろう、やれやれだ。
「あのな、そんな神がかった外見の女の子現実にいるわけないだろう。いいから何十時間かけてキャラ作ったか言ってみ?」
俺がやさしく諭そうとすると、
「な。な。な。」
「七奈?」
いきなり自己紹介してくるとは不思議ちゃんかな?
「何言ってるんですか! ナンパやめてください! そんなこと言われたって喜んだりしないですよ!! ありがとうございます!!」
赤い顔をして猛烈に焦りつつ、罵倒と感謝を同時にしてくれたな。あと自己紹介じゃなかったらしい。
「え? 何その感じ? なんかマジっぽいんだけど? え?」
え? ほんとに素の姿なの? でもそれにしては過剰反応じゃない?
「だからほんとです! 正真正銘私の姿です!!」
「え~だったらちょっと褒められた程度であの反応おかしくない? 言われなれてるだろ。」
「私体が弱くてほとんど外に出てないんです……学校も休校中で……家以外で人に合わないんです。」
「いきなりヘビーな話を。」
殺された相手にいきなり身の上話をされるのも斬新だな。
「でも最近かなり良くなってきてて! このままいけば学校に通えるかもしれないんです! それで体を動かす練習になればと思ってこのゲーム始めたんです!」
「なるほど、その話はとりあえず納得しておこう。容姿は認めないがな!!」
こんなかわいくてスタイル良い子がそうそう居てたまるかっ! ……あれ?そういや方向性は違うけど委員長も同レベルのような? そーいやありさも体形はともかく顔は負けてないな。 なんだ普通にいるのか。いるのか?
「もういいです。それよりさっきはすみませんでした。巻き込んでしまって。」
いきなり落ち込んだな。そういや最初文句言うつもりだったけどもうその気も失せちゃったな。
「そういやどうして俺に突っ込んできたんだ?」
やっと俺が死んだ原因を聞けるな。