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出だしは好調……?


 「これでチュートリアルは終了です。ステータスポイント20PTを進呈します。それではこの世界での冒険をお楽しみください。」


 そういって去っていく音声に俺は、


 「ありがとうございます! ときにお姉さんはファルトナのどこかにいたりしないんですかね?」


 素敵な声がこれで聞けなくなるのはちょっと悲しい。そう思ってなんとなく聞いてみたのだが。


 「私はナビゲーターですので。しかしこの世界には多くの可能性も眠っているのでもしかしたらなにかあるかもしれないですね。では良き冒険を。」


 なんかいたずらっぽい声色を残して消えたな。ただのナビゲーターにもこんな受け答えできるのか。いや、ほんとにいる可能性もワンチャン?


 「まあ今は冒険を楽しもう!!」


 まずはステータスだな。ここはよく見る項目だね。最初のポイント振りは一通り職業を試してからにしよう。ポイントはレベルが上がるごとにも5PTずつ貰えるんだったかな。あとは職業ごとに

そのレベルごとの基礎ステータスはあるけどレベルアップでステータスが伸びるわけじゃなく、あくまで自分で伸ばしたい項目にポイントを振っていくと。


 「よし!あとは色々試してみるか!」


 まずは今なれるすべての職業で戦闘してみよう。これでレベルアップしても職業ボーナスで成長するわけじゃないから特に気にしないで試せていいな。


 「ほんじゃまずは剣士からやってみますかね!」


 俺は最初の町に行く前に、狂ったようにいろんな職業を試しまくった。



 

 「よし、大体こんなもんかな?」


 情報調べてなんとなくできそうだと思ってたを試したら、ちょっとキツイけど何とかなりそうな気がする! 多分! これでとりあえず当初の予定通りの方向で動けるな!


 「いや、楽しくなってきたなー! そうだ、方向決まったから職業の選択とステ振りするか!」


 職業はやっぱ冒険者で、ステは器用さのDEXに全振りだな! やっぱ今の時代平均値よりも一点特化だよね! ポチっとな!


 「どいてーーーーーーーーーーーーーー!!」


 「ん?」


 なんか後ろから叫び声が? 振り返った瞬間、視界一杯に大きな胸が入ってきて。


「おぉ!!」


 そのままそれに潰されて、俺はこの世界での最初の死を迎えるのだった。


 


 「ってそんなギャグみたいなことで死ねるかー!」



 なんとか態勢を整えた俺の腰に、


 「助けてー!!」


 ぶつかってきた胸(を持つ女の子)がしがみついた瞬間俺はバランスを崩し、


 「おや?」


 岩に後頭部をぶつけ改めてこの世界での初めての死を迎えるのだった。


 

 

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