5話までのメモ(登場人物補足)
お話が進むと登場人(?)物の解説も増えていきます(補足や裏設定が追加されます)
ラヤーナ・カーシム(樫村絢音 かしむらあやね)
緑の指の持ち主 植物との相性が良い 森神人
絢音が2歳の時レーリナを助ける。その時のことはほんのりと覚えている。小さい頃から植物が好き。生前は医師であり、主に漢方医学の専門家だった。美形で優しい穏やかな夫と、夫の実家の病院で医師として働いていた。夫は医師ではなく、事務方をまとめ病院の経営を安定させていた。子供は息子2名、娘1名。絢音と夫が強制したわけではないが、子供3人とも医師になり病院を起点とした地域医療に貢献している。医師として過ごす中での楽しみは庭の手入れと薬草を育てること。ハーブティーはもちろん、料理の中のスパイスも可能なものは庭から(子供たちがむしって)取ってくる。ヨモギ餅は購入したことがなくすべて絢音の手作りだった。乾燥ハーブも常備しており、はちみつジンジャーは樫村家の定番。ハーブや薬草を常に取っていたせいか、現役のころは家族全員病気知らずだった。70歳を前に医師から引退し、夫がなくなるまで二人で世界の庭巡りをして旅行を楽しんだ。夫の死後は庭とハーブの手入れをしながら孫や曾孫たちと穏やかに過ごしていた。日本での享年83歳。(夫は絢音が78歳の時に82歳で逝去)
レーリナ(精霊)
エルクトラドムの女神代行。精霊の森がだんだん荒れていき、何とかしなければと思いあらゆる界を渡って精霊の森を救うことができる今代の森神人を探していた。どこにも見つからず、力が失われていく中で地球に来た時、絢音に助けられる。絢音がまだ小さかったためと、レーリナが弱っていたため、絢音が森神人という認識ができず、自分が助けてもらい回復したところでエルクトラドムの世界に戻る。その後も森神人が見つからないまま女神代行をすることになるが、森がますますひどくなり、森の力が失われそうになってしまい、最後の望みをかけ、残りの力を使ってすべての界に通じている狭間の空間に向けて、今代の森神人に助けを求めた。狭間の空間への呼びかけは、その時に森神人が異界で生きているときは届かず、狭間の空間にいなければ(寿命を終えていなければ)届くことはないため、レーリナとしても最後の賭けだった。狭間の空間では、レーリナの声は今代の森神人しか聞くことができないため、絢音が答えた時点で絢音が森神人だとわかる。そこでレーリナを助けてくれた絢音に、エルクトラドムの世界を助けてほしいと呼びかける。