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れっつ世界を救おう  作者: Luna
第1章 ヴェルネールの森を再生しよう
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27 ラヤーナ 魔法レベルが4に上がる (28日目)


「ラティ、おはよう。今朝ね、魔法のレベルが上がっていたの!この2,3日、魔法を頑張って使っていろいろ作業をしていたでしょう。魔法の質が上がってきた気がしていたのよ。そして、今朝レベルが上がっていたわ。これまでと感覚が違うの。レベルが3のときよりも、魔法の色が濃くなったっていう感じかしら…。すごく強い魔法が使える気がするの。ステータスで確認したら、水と風と土の魔法が4になっていたの!火はまだだけど、これもあと少しで上がると思うわ。」


名前:ラヤーナ・カーシム

レベル:4

スキルレベル:4

魔力レベル4

年齢:16

種:人

職:薬師

職スキル:薬草の育成

     薬の作成(4)

魔法:水(4)、火(3)、風(4)、土(4)

称号:森神人

特殊スキル:精霊の本の記録

      神水の作成


『ラヤーナ・がんばったのね~!魔法ね・レベル4になるとね・強い魔法使えるの・攻撃魔法と防御魔法なのね』


「攻撃魔法と防御魔法?」


『そうなの・鬼獣に攻撃されたときに・守ったり・攻撃したりできるのね~』


「鬼獣?」


『鬼獣はね~・みんな襲うの・誰にでも攻撃するの・だから害獣なの・魔法を使う鬼獣もいるの・でもね~・人とか亜人とか・害獣のお肉美味しいって言ってる~・ごちそうにもなるんだって~』


「そうなのね。それは精霊の森の中にはいないのよね?」


『精霊の森は精霊しかいないの~・あとはラヤーナと・女神様ね~・ラヤーナの番様も来れるようになるの』


「番様…ね…この間まで、“番”って言っていたのに今は“番様”なの?」


『ラヤーナの番様ね・とっても強いの・ラティにはわかるの・すごくすごく強いの・だから森神人の番の中でも特別なの・だから“番様”なの・でもまだなの・番様に会うの・まだ先なのね~』


「私の番って言われてもねぇ…夫だったような人ならいいけれど…そうでなければあまりねぇ…まぁ、まだ先のことみたいだし、今は森のこととレベルが上がった魔法のことを考えるわ。そうそう、鬼獣のことだったわよね。精霊の森の中の動物は精霊なのよね。」


『精霊の森の中・精霊しかいないの・木も草も花も動物も・みんな精霊なの~』


「じゃあ、精霊の森の外にいる動物は精霊じゃないのね?」


『そうなの・精霊ね・森の外に行けるの・特別なの・普通は行かないのね~・それにね・精霊見えないの・森の外の・普通の生き物には・見えないの』


「じゃあ、私のレベルが上がって森の外に行くときに、ラティが私と一緒についていってくれるって言うのは、特別なのね?」


『そうなの・特別なの・うふふ~~~~!・ラティね・森のみんなに“ラヤーナのことお願いね”って言われたのね・レーリナにもお願いされたのね・ラティもラヤーナ・大好きなの・一緒に行きたかったの・だから特別なのね~~~!』


「ラティが一緒にいつもいてくれるのは嬉しいわ。知らないことがまだまだ多いもの。森の外に行けるようになったら、鬼獣に対処できるように攻撃魔法や防御魔法も使える必要があるのね。」


『そうなの・でもね・森の外は魔獣もいるのね』


「魔獣?そういえばレーリナが精霊の書で、魔獣や鬼獣のことを言っていたわね。」


『魔獣は襲わないの・知能高いの・精霊の森の外の森にいるの・精霊見える魔獣もいるの・魔法使える魔獣もいるの・仲良しになる魔獣もいるのね!』


「どうやって魔獣と鬼獣の違いが判るのかしら?」


『大丈夫なのね~・見るとわかるのね~』


「そう。それならとりあえず、魔獣も鬼獣も、森の外に出られるようになったら考えましょう。魔法の練習が先ね。でも…攻撃魔法といっても、ここで木や草を攻撃するというのは嫌だし、防御魔法だって使う予定は無いし…どうやって練習をしたらいいのかしら…」


『攻撃魔法ね~・攻撃するだけじゃないのね~・防御魔法も・防御するだけじゃないのね~』


「攻撃しない攻撃魔法?」


『薬草刈る時にね・風の魔法で切るの~・鬼獣も切るの~・水の魔法でもね~・切るの~・薬草ね~・魔法で刈るのね~』


「そういう使い方があるのね…でも…薬草は嫌ではないのかしら?攻撃魔法で刈られたりして…」


『大丈夫なのね~・“ウィンディ~”・とか・“ウォラ~”・とか・薬草言うのね~・魔法で刈ると・魔法と遊びながらなのね~・楽しいのね~』


「そういうことなのね…。じゃあ、防御魔法は盾とかつくるのかしら?」


『そうなのね~・シールド張れるのね~・風も水も火も・シールドつくれるのね~・薬草ね~・暖かいの好きな薬草あるのね~・お水いっぱい好きな薬草あるのね~』


「…温室や水耕栽培に近いようなものね…シールドをそうやって使うとは考えてなかったわ…」


『土魔法ね~・森の外ね~・みんな壁高いの作るのね~・迷路つくるのね~』


「城壁や町の外壁などよね…迷路って…何かしら?」


『迷路ね~・悪い生き物・入れないようにするんだって~・あとね~・武器つくったりするの~・森の外の生き物・いっぱい武器あるの~』


「そういう用途になってくるのね…」


『だからね~・レベル3までは生活魔法なの~・恵みの魔法なの~・レベル4からは魔法強いの~・制する魔法なの~・レベル5ね・強い魔法なの~・レベル6ね~・もっとすごいの~・でも町にいって・書が必要なの~・でもね~・ほんとはね~・森の外の生き物ね~・レベル5になるのはね~・すごく大変なの~・森神人は特別なの~』


「そうなのね…ここからの魔法レベルを上げるのは大変って、精霊の書にレーリナが書いていたものね。今は、まず森のことを第一に考えましょう。小屋の改築もできることならしていきたいし、薬草を刈るのに魔法が使えれば、調剤を試す時間も増えるわ。森のみんなへ薬のごちそうをたくさんふるまえるようにならないとね!」


『薬草~・ごちそう~・いっぱい欲しいの~・楽しみね~!』


さぁ、今日も神水と薬草を森に撒いて、薬を作っていこう。

魔法レベルも上がったのだ。試したいことはどんどん試してみたい。

今日も忙しくなりそうだ。



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