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26.例題

今回はかなり短めです。



例題1....








真核には周波数がある。

つまり、真核の正体は()()が繋がっている線と言える。




先ず...我々は全てエネルギーで出来ているらしい。


その種類は様々だ。

私は此れを属性で分けてた訳だが。


エネルギーは他の種類に影響し合ったり、他のエネルギーへなる事もあるらしい。


だがその中に、一つ特殊なエネルギーがある。


ある異世界で、この世の全ての物質はエネルギーの塊で出来ている可能性が高いという理論があった。

一般相対性理論というらしいが..。


これを元に様々な検証をした結果、その理論の通りエネルギーは線のように全てが繋がり、その線は振動している事がわかった。


そしてそれは波形で表すことが可能らしい。

音や光といったエネルギーと同様に。


ちなみにエネルギーの線が繋がってできるのが素粒子。

物質を構成する最小単位である。


また、エネルギーには周波数があり、その周波数が同じエネルギーならば繋がり、そうでなければ繋がらない。

こんな性質も見つけた。




そこから得られる結論。


エネルギーの繋がりは線のように振動し、その振動こそが()()

我々生命に普遍的に存在する意思を持った(エネルギー)だ。


そして真核には波形の形、量と周波数が存在する。


種類は、言わばエネルギーの種類の事だ。


量と周波数は、それぞれ真核の密度と真核自体の違い、即ち世界の違いを表す。

周波数が高ければ高い程、より色々なことができる。

我々生命が持つ真核が最も高く、その高さの周りに低い周波数が広がり、その低い周波数が物質世界を構成している。


ちなみにアビディティーとは自分の真核の中心が一時的に活性化し、並行世界から様々なエネルギーを放出ないしは吸収したりする事が出来るのものらしい。



周波数によって世界は振り分けることができる。


周波数が違えば世界も違い、そこにある物質や性質もまた違う物になる。

この時に我々の世界以外の違う世界を並行世界(パラレルワールド)と呼ぶらしい。



その世界を大雑把に分けて分類したのが次元。

次元が違うと、出来る事も違う。

つまり、次元により、重力や時間、物質などの自分の真核を縛る()()()が定まるということだ。


例えば、一次元には何も存在せず、二次元には理論が全て世界を形作る世界がある。

ここまでには真核は存在しない。


そしてここから少しルールが変わってくる。


三次元から真核が干渉し始め、生命の存在が発現し始める。

四次元では生命が時間の流れを操れるように、五次元は重力を操れるようになる。


そして…最終的に何でもできるようになるらしい。

の様な。



...面白い。

もしこれが正解なら、この世の全てを覆す理論かもしれない。


仮説ではあるが筋は通っている。

ほぼ正解といってもいいだろう。


だがまあどうやって自分の真核の周波数が上がるかはわからないな。

というのも、ガルガンチュアの言ってることが本当か信じられないだけだだが…


これは後でやる!

そうだ、あとだ。


それより例題2だ。

人間の体の作りとか何だか...やけに項目が多いが...

見てみるか。




...うぅむ。

ムズイ、消化だの生理だの病気だの。

さっきのだけでも頭が痛いのに。


色々ありすぎる。

まあ、みっちり覚え込むか。


これは何となく時間が、まあ関係ないがかかるな。

みっちり覚えこむか。




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そして覚えた。

ヘトヘトだ、もう寝たい。

精神的に少しくる。


…が、まだ芸術を理解するという本当の目的を達成してない。




...どうすればいいんだ。

分からない。

芸術なんて触れた事はあのライブの時まで一度も無かった。


...仕方ないので、あの曲をリピートするか。

振動操作で憶えて置いて良かった。


私が初めて聞いて、ピンッときた曲。

音が複雑だが、疾走感が凄い曲だ。


AndieK(アンディーク)King(キング) Jungle(ジャングル)





------------------------------------------------------------------------------------



駄目だ。



さっぱりだ。

分からない。

たしかにいいとは思えるが、何故だろうか。

()()()()の感情が湧かない。



これで通算50回。


どうすれば...


まあ、成果が出ないから戻るしかないのか。




------------------------------------------------------------------------------------



『ミダラ、汝はどうした。急に疲れた顔しおって。』

『なんでも...ないですよ。』

『無理してる感が半端無いのだが、』

『気にしないで寝ましょう。おやすみ。』

『!?...ああ。』


疲れた。


...さあ、もう朝。これはどう言うことなんだろうか。

何かのマジックか?

体感数十秒だった。

眠い。

こんなに眠いのは始めてだ。



『ほれ、起きろ。』

『...むう。眠い。』

『...汝、実はだらしないところがあるのか?』

『いや..今日だけです、なんででしょうね。』

『まあ恐らく真核を理解し始めてるからだろう。』

『そうなるもんなんですか?』

『あぁ、おそらく理解し始めると、人間性と言うのか?性格というものが出るようになるからな。』

『ヘェ〜。』

『まあ、行くか。』

『そうですね。』


こうして私達は冒険者ギルドへと足を戻すのだった。






アンチブレイバーご愛読、ありがとうございます。


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