29「この世界に光なんてない」
第二章始まりです。
これはプロローグ見たいな物なのですごく短いです。
少女は思った。
この世界に、光なんてない。
あるのは絶望と恐怖だけ。
と。
暗い闇の中、少女はボロボロになった体で這いずり回る。
何もかもが闇で埋め尽くされたこの世界を、少女は生きるためにひたすら走った。
見える希望などなく、望める物もない。
寄り添える人も、大切な人も、全て失った少女。
少女は今はもういない大切な人達の言葉を思い出し、歯を食い縛って、生き続ける。
体に限界がきた瞬間、少女はその場で倒れた。
誰もいない、誰も…この世界に…光なんてない。
息をすることすら辛く、掠れた声を振り絞り少女は最後に呟いた。
「誰か…助けて…」
この世界は、腐り果てている。
読んでくださりありがとうございます!
第二章始まりました!ここで大事な事が、作者は頑張って毎日投稿をしてきましたが、二章が始まりまだ細かい部分が固まっていません。
なので、もしかしたら投稿しない日があるかも知れませんので、伝えておかねばと思った次第です。
新ヒロインの話とかしたいですがこれ以上は長くなるのでこの辺にしておきます!また読んでくださると嬉しいです!