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22「胸を揉ませてください」

「ん~!気持ちいい朝です」


よっすよっす!アルたんだぜ!

今日も気持ちいい朝、いい目覚めだ。


俺はテキパキと寝巻きから着替え、顔を洗い朝風呂と洒落混む。

やはり朝風呂は気持ちいいなぁ…なんかこの体になってからお風呂が楽しいと思うのは何故なのだろうか…まぁいいやぁ…さて、いつもの奴やるかね。


俺はそ~っと、自分の胸部に手を置いた。


「んっ!」


つい甲高い声が漏れてしまう。

この体、毎回思うが敏感すぎるだろ…少し触れただけでこれて…いや、これも我慢だ。


俺の夢のため、男の夢のため、俺はこの胸を全力で揉みしだくのだ!


俺は両方の胸を包みゆっくりと揉む。

その度に何度も声が漏れてしまう。


え?何やってのかって?

そりゃあれですよ、自分の胸を大きくしているに決まっているではありませんか。


ほらよく聞くじゃん?揉んだら大きくなるとかって。

だからこれは将来の俺の為に必須と言うか、ロリペタも勿論捨てがたいのだがそれはもう今で充分満足してるし、大きいおっぱいが揉みたいのだよ!!


わかるだろ!?男の夢だろ!?

どうせ将来俺に揉めるおっぱいはない…だから自分の胸を成長させて堪能するのだ!

え?ツェルトなら揉ませてくれるって?


…お前ら天才かよ。

って、誰に言ってんだ俺、まぁいいや。


そうか…そうだよな…俺にはツェルトがいる。

あの時は腕へのソフトタッチ程度であの感触だ…つまり直揉みはエデンの園のそれ以上。


ツェルトは俺に『絶対服従』…ツェルトの胸へアルたんダイブしても…


『そんな軽い気持ちで大丈夫なのか!?』


『大丈夫だ、問題ない』


よし。


俺は無言で風呂場の扉を開け、先程用意した着替えに即座に着替える。

まだ朝食まで時間がある、その間に言質だけはとってやるぜ。


俺は自分の部屋へと戻り、ツェルトに声をかける。


「ツェルト」


『なんだ?』


魔剣の状態のツェルトに「人間の姿に一度なってくれませんか?」と指示する。

ツェルトはそれに軽く答え、銀髪美少女状態になった。


「どうしたのだ?アルが家で私をこの姿にさせるなんて珍しい事もあるものだな」


「いえ、ちょっとしたお願い事です」


「はて?」


俺は、ツェルトに真剣な表情を向けて言った。


「ツェルトの胸を、揉ませてください」


………

………………

………………………

………………………………あれ?沈黙長くない?

え?ほらあれだよ?女の子同士のかる~い気持ちの戯れだよ?


すると、ツェルトは固まっていた顔をやっと動かし何か理解したかの様な顔になり、ニヤニヤとこちらを見た。


「ほう~なるほどなぁ…つまり、あれだなアル。

大きい胸に憧れているのだな?」


「…!?」


「そうかそうか、もうそんなことを気にする歳なのだなぁ…よかろう!私の胸でよければ好きなだけ揉め」


ツェルトは、さぁ揉め、と言わんばかりに胸を突き出してくる。


なんかよくわからん勘違いされたけど…まぁいいや!揉めるんだし、一件落着。


さぁ揉むぞ…揉むんだぁ…。


俺はぷるぷると手を震わせながらツェルトの胸に手を伸ばす。


「ッ!!」


落ち着け、落ち着くんだ童貞元魔法使い予備軍…今こそお前が変わるとき…さぁ行くんだ。


「行きます!」


そして俺の手はツェルトの胸を、鷲掴みにした。


「ひゃん!」


それと同時にツェルトはいつもの様な凛々しい声ではなく、可愛らしい声を上げた。


その時だったーー




「アルちゃんただいまー!

アルちゃんの為にお土産買ってきた…よ…?」




扉が勢いよく開かれ、そこに居たのはーー


「み、ミーニャ…?」


俺の女神だった。

俺の女神と英雄様が修羅場すぎるbyアル

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