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何故に記憶は消えたのか②

一ヶ月ぶりか………

地の文体を忘れてるから違和感ありまくりだと思うけどごめんなさい


リリアへの説明を、事実をありのままに話さず、少し変えました

「噂?」

「はい。お嬢様が平民の女をイジメている、という噂です」

「………あぁ。はいはいそれで?」

「お嬢様の人となりを知っている人はそれを信じていませんでした。そして何よりそれを本気で信じていたのは王子だけでした」


 アナスタシアの記憶にその噂とやらの記憶があった。それはリリアの言うとおりのもので、私が平民のその娘を裏でいじめていたというものだった。これらの情報に差違はないようだ。


「そして、王子が独自(・・)の調査をしたところ、お嬢様の悪事の証拠なるものがでてきたのです」

「それで婚約破棄、と」

「そうなります」


 未だに回復しないアナスタシアの記憶。もし、ストレス的な要因で記憶が消えたのだとしたら、その当時の状況を振り返ることでフラッシュバックすると思ったんだけど……………だめだ。

 おもいだせない。


「未だわからず、か………」

「あの…………お嬢様」

「なに?」

「さきほどから、発言がおかしいですが……本当に大丈夫ですか?」


 まあ、いきなり一人称変わったり、言葉づかいが乱暴になったりならなかったりしたらそりゃ心配するか。

 一応長い間アナスタシアに使えている侍女な訳だし。


「大丈夫よ」

「ほ、本当ですか……?」

「えぇ」

「で、ですが………」


 やはり少し疑っている様子。……このまま話さずにいても、本当のことがばれたとき面倒くさいだけなので、設定をでっちあげるか。


「あー、メイドさん?今から言うことなんだけど………おちついて聞いてね?」

「わ、わかりました」









 そこから一応ぱっと思いついた謎設定を話した。

 私はアナスタシアのもう一つの人格である、と。王子に振られたショックだかなんだかで、自己防衛のために作られた仮の人格が私である、と。言動が安定していないのはそのためである、と。

 我ながら言いごまかし方ではないだろうか?


「……つまり、お嬢様はお嬢様ではない……?」

「わからんけど、一応アナスタシアの記憶はある。だから、一応私はアナスタシアだけど、今は人格が私になってるだけ」

「……わかりませんがわかりました。」


 どっちなのだろう。


「では、なんとお呼びしたら………?」

「いや、普通にいつも通りお嬢様でいいと思うけど。これあんまり知られたくないし」

「わかりました。では、いつも通りに接させていただきます。お嬢様もいつも通り私のことは『リリア』と呼び捨て下さい」


 なんかあんまり驚いてない。

 案外この人は肝が座っているのかもしれない。まぁ、偉いとこの娘さんの専属侍女だなんて肝が座ってないとやってられないのかもしれない。


「では、そろそろ支度をして下さいお嬢様」

「はい?」


 いきなりそんなことを言われて思考停止する。え?支度って?


「では、先に下で待っているので、なるべく早くしてくださいね」

「あ、あの、メイドさん?」

「リリアです」

「リリアさん?」

「リリアです」


 リリアはお嬢様呼びは慣れてるからいいだろうけど、私はリリアのことなんて数時間前に初めて会ったばっかである。ましてや初対面の人を呼び捨てにするのは日本人的感覚であまり慣れてないので、じょじょに呼び捨てにするつもりであったが、いきなり呼び捨てを強要される。


「あの、リリア?支度ってなんの?」


 私が問うと、リリアはなんでもない様子で返答する。


「今日は教会にいく日です。ですので、外にでる支度をして下さいね」


 私はいまから教会に行くらしい。









一応話はあらかた思い付いたので頑張ってだしていくよ

今回短すぎるのはこれもごめんね

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ここまでスクロールした人に感謝を
死神は地球に転生したあと、異世界に転移しました
とか
現実は異世界よりファンタジーファンタジーしてました
とか連載中ですのでこちらもどうぞ
気に入ってくれた方はブックマーク評価感想をいただけると作者が狂喜乱舞したのち執筆スピードが上がるとか上がらないとか
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