第三十二話「敗北」
ガツガツガツ!
食卓の上では食べる音が鳴り響いた状態だった
天「ふほいおいふいぞはりあ!」
マリア「く、口に物入れて喋らないでよ…」
そう言われるとゴクリと飲み込んだ天
天「すごい美味しいぞマリア!」
マリア「ふふっどういたしまして!」
満面の笑みでマリアは言った
一方グレンは
グレン「んーー…甘いな」
マリア「あれ、辛口派だったっけ?」
グレン「あぁ舌がひりひりするぐらい辛いのが食いたかったんだが…まあ味はいいがな」
指摘してる割にバクバクと食べているグレンに少々困惑しているマリアであった
マリア「うん!それじゃあ今度作る時は辛口のルー買ってくるね!」
するとそこへクエスト受信機に一通の知らせが来た
「チーム天上天下、今すぐ受付に来てください」
食べている最中に突然の知らせに戸惑う三人
しかも内容も深く話さず今すぐ来てくださいとだけ、何の用かさっぱりだった
クエスト受付の時間は7時から19時まで
すでにその時間は過ぎていた
天「何の用なんだろ?」
マリア「こんな時間だしひょっとして緊急のクエストだったりしてね」
グレン「おいおい勘弁してくれ今日はもうくたくただぞ…もしそうならとんだブラック企業だぜ」
ため息を吐きながら愚痴を吐くグレン、とりあえず天上天下一行は受付に向かっていった…
〜受付〜
受付に来るとボロボロの三人の男女がいた
そしてその向こうには真剣な顔をしたギルドマスターと受付のエルフの女性がいた
ギルドマスター「来てくれたようだね、おや?カレー粉がついてるよ?カレーライスでも食べていたのかな?」
天とグレンに指を指し指摘するギルドマスターに対して「やべっついてた」と二人して思いすぐ口を拭った
そしてマリアがギルドマスターに聞いた
マリア「あの要件ってなんですか?」
そう聞くと再び真剣な顔でこちらを見るギルドマスター
ギルドマスター「直球で言うよ、秘宝ニジキゾウが盗まれた」
「!?」
グレン「ぬ、盗まれただと!?一体誰が…」
マリア「ま、まさか…」
ギルドマスター「今ここにいる彼等にガムラさんの護衛を任せたんだが見事にズタボロにやられたそうでね…」
「あいつら化け物だ…ツノを生やしてやがった」
男の方がそう言った
「こちらの魔法が全く通じなかったわ…」
女の方はそう言った
マリア「ツノ?魔法が効かない?」
グレン「間違いねぇあいつ等だ!!」
天「ああ!バースだ!あいつ等がやったんだ!」
マリア「でもどうしてガムラさんが持ってることがわかったんだろ…」
グレン「ひょっとすっとつけられてたのかもな…逃げるフリをしてこのギルドまで…」
天「クソ!!それでマスター!ガムラさんは!?」
ギルドマスター「今は入院中さ…ガムラさんもこっぴどくやられたそうだよ」
天「クソ!!バースめ!!なんて野郎だ!」
マリア「マルゲリータ…」
「ひょっとしてアンタ天か?」
天「あ、ああ…」
「あいつ貴方にこう伝えろって言ってたわ、これで一勝一敗だなって…」
天「…!!ちくしょうおぉぉ!!」




