第二十九話「時代は動く」
アポロ「初代か…そんな時代もあったな、だが今ではお前がこのギルドのギルドマスターだ…時代の流れは早いものだな」
虚ろな瞳でそう呟くアポロ
ギルドマスター「あらまあ…すっかりおじいちゃんぶったセリフを吐くようになりましたね…って実際おじいちゃんか、ははは」
アポロ「お前も十分おじいちゃんだろうに、いつまでも見た目はガキでいいなぁ?」
ギルドマスター「むっ…こんな体にしたのはあなたでしょう初代」
アポロ「お前が望んだんだろう…老けるのは嫌だ嫌だっ!!ってな」
まあ確かにそうだ、だが実際本当に不老にしてくれるとは当時の僕は思いもしなかっただろう
ギルドマスター「それにしても驚きですよ、あの少年天くんには…あのジゴクで修行したんでしょう?」
アポロ「天の奴話したのか?」
ギルドマスター「まあちょろっとですけどね」
アポロ「そうか…あぁ、10年間「あいつ」の領域を借りて鍛えさせてもらった」
ギルドマスター「10年も!?」
アポロ「あぁなにせサエルズの奴と違って魔法の才能0だからな…ひたすら肉体と体術を鍛えてやったさ、ガハハハ!」
驚いたな…あの魔の領域に10年も…
納得がいくな…天くんのあのずば抜けた肉体と体術…
ギルドマスター「素朴な質問ですが、彼の実力はどのくらいなんですか?」
アポロ「最強にしたつもりだが総合的に見てぶっちゃけサエルズよりちょい下ぐらいだろう」
ギルドマスター「魔法なしでそこまでの実力があるなら大したものですよ全くとんだルーキーをよこしてきたもんだ、彼はこの大魔法時代において規格外な存在ですよ」
ガハハハとアポロは大笑いした
アポロ「オレのギルドのギルド1を目指すんだ、そのくらい行ってもらわないと困るさ、ガハハハ!」
この人は昔からこうだ、マイペースで極端の塊な人格者だ
アポロ「あーそうそう…伝えたいことがあったんだったな…」
ギルドマスター「…?なんですか?」
アポロ「一年後「奴」との戦争が始まる」
ギルドマスター「……もうそんな時期ですか…時代の流れは早いもんだ」
アポロ「さっきも言ったようにオレはこの後天界でやらねばならないことがある、何年かかるか正直わからん…だからまあオレが帰ってくるまで耐えてくれ」
ギルドマスター「無茶言いますね相変わらず、相手は神ですよ?」
アポロ「無茶もなにも信頼しているから言えるんだ…シュウ、安心しろもしもの時はうちの弟子二人がなんとかしてくれるだろう…じゃあそろそろ行くよ…じゃあな!」
アポロはテレポートを使いその場から消え去った
ギルドマスター「やれやれ…寿命が縮まることばかり言われてしまったよ」
「マスター!依頼者がお起こしになりましたよ!!」
「わかったよ!すぐ行く!」
こりゃあ他のギルドマスターに話をつけなくっちゃね…やれやれだよ…




