二十六話「前に…!」
グレン「考え直しただと…!?お前等一体何考えてやがる!!」
バース「それを教える筋合いはねぇな、雑魚は引っ込んでろ」
グレン「ぐっ……」
グレンは言い返したかったが言葉が出なかった
なにせ先程ばかりバースに完膚なきまでにボコボコにされたのだから
バース「天、正直に言おう…テメェは強い…これ以上闘いを続けてもオレ様は負けるだろうな…だからよその秘宝、今回はテメェ等にやるよ、オレも運が悪かったってワケだ」
天「……さっきまでとずいぶん態度が違うじゃないか、本当にそう思うか?」
バース「言っただろう、考え直したってな…まあテメェ等のクエストには関係ねぇから安心しろ」
天「……」
どこからどう聞いても不安しか感じられない天
だがこの二人を倒すことがクエスト目標ではないので秘宝が絡まないのであればこれ以上闘う理由等なかった
バース「マール…手を貸しなオレ様よりテメェの方がダメージがでかいだろ」
マルゲリータ「ば、バース様!!なんてお優しい…!!」
バース「オレ様はいつも優しいだろ?クククテメェはオレ様にとって貴重な道具だからな…」
マルゲリータ「あぁん…ありがたきお言葉!」
マリア「な、なんて人達なの…」
引き気味にマリアは言った
バース「天、一つ言っておく…」
天「…ん?」
バース「テメェはオレ様のターゲットだ…!次会った時必ずぶっ潰す!」
拳を握り締めながらバースはそう言ってマルゲリータと共に遺跡から去っていった
マリア「あれ、天くんどうしたの?」
なにやら震えている天
天「いや…こういうのライバルって言うのかな、それが出来てちょっと嬉しいのさ」
マリア「えぇっ…!?嬉しいの!?よくわかんないなぁ…ていうかライバルっていうより宿敵なんじゃない?」
天「宿敵と書いてライバルと読む!まあそんな感じさ」
マリア「うーん…」
グレン「ライバル…か…」
グレンは思った、オレも天とはライバルだった、だが今じゃあ力の差は激しくなり今じゃあ天と地の差だ…それに今回に至ってはなんの活躍もしてねぇただの足手まといだった…オレはこのままでいいのか…?今のままで本当に…いいのか…?
天「ふぅう…久しぶりに閃光弾を使ったなぁ〜あいつ等すげぇ強かったぜ」
マリア「まあ盗賊ギルドのナンバー3と2が相手だったしね…そりゃあ強いよ天くん…」
天「ギルド1はもっと強いんだろうな…!なんかワクワクしてきたぜ!!」
満面の笑みで天は言った、すると
グレン「天…!」
天「ん?」
グレン「帰ったら話がある」
天「え?なんの?」
グレン「前に進む為の話だ…!」




