第二十三話「二本ツノの鬼」
天「お、お前も鬼なのか!?しかもさっきの奴と違って二本ツノ!?」
バース「だから言っただろう…オレ様はマールとは違うってな!!」
足を踏み入れるバース
その地面は見事にえぐれていた
二本ツノの鬼は常人よりパワーが50倍も上がるのである、もちろん耐久力も、それが一本ツノの鬼と二本ツノの鬼の違いなのだ
バース「闇魔法ダークフレア!!」
三つの黒い炎がバースの手から放たれた
天「こんな炎息吹で消してやるぜ!」
大きく息を吸ってとてつもない息吹を黒い炎に当てた
天「どうだ!?」
クククとバースは笑う
バース「知らねえのか?ダークフレアは目的を焼き尽くすまで絶対消えねえ! 無駄な抵抗だ!!」
絶対だと…!?いやそんなことはないはずだ!
息吹がだめなら拳圧だぁあ!!
天「せいっ!!!」
天は三つのダークフレアに対して思いっきりパンチした
するとダークフレアは一瞬で消え去った
バース「あぁ!?絶対消えねえダークフレアをただの拳圧で消しただと…!?」
天「一つ言っておく!この世に絶対なんかねえぜ!」
バース「全くもって規格外だな…てめえはこの大魔法時代にとってイレギュラーな存在だ、オレ様と同じくな…!!」
そう言うとバースは思いっきり走り天と間合いを詰めた
バース「魔法はもうやめだ!やっぱテメェは拳でぶっ潰す!!」
天「…!!」
バースによるパンチ!
天はすかさずガードした…が
天「いってぇぇえ!!」
ガードした部分に鋭い痛みが走った
バースによる渾身の一撃、それは先程闘ったマルゲリータの比ではなかった
バース「ゲヒャヒャヒャ!!オレ様の全力パンチたっぷり食らいやがれぇぇえ!!!」
一撃、二撃、三撃と攻撃は繰り広げられた
グレン「また天が押され始めたぞ…!大丈夫なのかあいつ…」
マリア「わからない…けど私は信じてる…天くんがあいつに勝つって!!」
バース「すっげぇ鬼モードのオレ様の攻撃食らってまだ立ってられるのかこいつはいいオモチャだぜゲヒャヒャヒャ!!!」
天「だれが…」
バース「あ?」
天「誰がオモチャだゴラァァ!!!」
鋭いげんこつがバースを襲った
バース「がぐぅっ…!?」
天「はぁ…はぁ…」
こいつやっぱ強えぜ…鬼モードってやつになってからスピードもパワーも桁違いに上がってやがる…こりゃあ呑気に攻撃食らってちゃあ負けちまう…さっさと決着をつけなくちゃな…!!
バース「ぐぐ…クソッタレが…」
バースは困惑していた
鬼モードになっていても走る激痛
こいつは一体どれだけ手を抜いていたのか
こいつはオレ様よりどれだけ強いのか
そう考えると虫唾が走ってしょうがなかった
バース「鬼モードのオレ様が…ただのげんこつで痛みを感じるなんざ…ありえねぇ…テメェ化け物か…!?」
天「ただの人間さ…!」
コオォォオと天の右拳が光り始めた
バース「そりゃあさっきマールに使った魔法か…?言ったはずだぜ…オレ様に魔法は効かねえってよぉ!」
天「オレの必殺技…閃光弾…拳を光らせて本気でぶん殴るだけの技だ」
バース「あぁ?なんの話だ」
天「シャイニングって魔法知ってるか?物体をただ光らせるだけの魔法学校で最初に学ぶ初級魔法だ…オレは魔法ではこれだけうまく使えてな…」
バース「ま、まさか…テメェマールを倒したのは…魔法なんかじゃなくて…!?」
バースは震えながら言った
天「そうさ、ただ拳光らせて本気でぶん殴っただけさ!!!」




