第十九話「ヒーローは遅れてくる」
大量のトラップを抜けるとよくわからない状況が目の前を覆った、マリアとグレンがボロボロで誰かわからない二人がいることはわかる、恐らくだが闘いがあったのではと脳裏に浮かんだそしてオレは直接誰かわからない二人に聞いてみた
天「お前達一体なにもんだ!オレの仲間になにしやがった!!」
オレがそう聞くと男の方が答えた
バース「なあに、ちょいと秘宝で争っていただけだぁ」
男はそういうと虹色に輝く像を掲げた、あれが秘宝なのか…?
天「そいつをよこせ!それはオレ達のクエスト目標だ!」
バース「ククク…クエストか、てこたぁテメェはさしずめこの弱小チームのリーダーってとこか…だったらよぉ…欲しいなら力づくで来いよ…オレ達は盗賊だぜ?」
盗賊だと…?ヒーローギルドの敵じゃないか!
こんな奴らが来ちまってたのか…
マリア「気をつけて天くん…!そいつ結構強いから!」
バース「結構…だと?なんだその微妙な表現はぁ?余裕が感じるセリフだなぁ?そういやこいつの事を最強だなんだとか言ってやがったな…」
マリア「それがなによ!」
バース「ただのゴリラじゃねえかゲヒャヒャヒャ!!!こんな奴が最強か面白え!!」
マリア「うがぁあ!!天くんをバカにするなぁぁ!!!」
バース「さあてゴリラ!オレ様からどうやってこの秘宝ニジキゾウを手に入れるか教えてみやがれ!」
天「お前が掲げてた秘宝もうとったぞ」
バース「は?…なっ、ないっ!?ニジキソウが!テメェいつの間に…」
喋ってる間にとったんだが何がおかしいのか
よくわからなかった
そこで男に言ってみた
天「お前がオレのことゴリラって言った時にはもうとったぞ」
バース「なっ…気配もなくこのオレ様から…だと?」
天「まあそうだな」
バース「返しやがれッ!!」
天「やーだね!」
落ちねえように深くポケットにオレは秘宝をしまった
天「欲しいなら力づくで来いよ…だろ?」
バース「ぐ、ぐぐっ…クソが…!!」
マリア「さっすが天くん!」
天「さあどうする!どっちからかかってくんだ?」
すると女の方が答えた
マルゲリータ「バース様!こいつの相手は私にお任せを!!敵にまんまと騙された罪、今ここではらさせてください!!」
バース「…けっ、わぁったよ…一応言っとくが油断はするなよ、このオレ様ですら見切れなかった相手だ」
マルゲリータ「はっ!承知しております!」
おいおいマジかよ女と闘わなきゃなんねぇのかよすっげぇやりずれえぜ…
マルゲリータ「そういうわけだ…私が貴様の相手をさせてもらおう秘宝は必ず貴様から奪い取らせてもらう」
天「お、おう…」
マルゲリータ「…貴様私を舐めてるだろ?」
図星だった、相手の力量がわからないぶん油断はするなと師匠からさんざん言われてきたがやはり少々自分に自惚れている所があった
そこでマリアが言った
マリア「天くん!その人は盗賊ギルドのナンバー3よ!油断は絶対しちゃダメだからね!!」
ナンバー3だって!?そんなやべえのが今回のクエストを邪魔しているのか…確かに油断はできねえな、だが同時にナンバー3と闘えることに燃えてきたのだ
天「わかったぜマリア!へへへっ…!」
マルゲリータ「なにが可笑しい?」
天「強い奴と闘えるのが嬉しいのさ…なんせこちとら最強なんでね!」
マルゲリータ「…貴様、戦闘狂か?ふっ…実は私も闘いが好きよ…貴様と同じく自分より強い者と闘えることに喜びを感じるわ…それも自称とはいえ最強と闘えるなんて…ワクワクするわ」
マルゲリータは嬉しそうにそう言うと時空間魔法で時空間から槍をとった
マルゲリータ「久々に本気が出せそうね…ククク…フハハハ!!!」
バース「あららぁ…マールの奴スイッチ入っちゃったな」
マリア「(あれがマルゲリータ!?様子が全然違う…!!)」
マルゲリータ「フハハハ!!」
天「……くるか!」
マルゲリータは天に向かって走っていく
マルゲリータの槍による初撃!
これに対して天は避け、すかさずマルゲリータにパンチを繰り出す!!
天「ぜりゃあぁ!!」
マルゲリータ「……!?くっ!!」
素早いパンチに対して槍でガードするマルゲリータ
マルゲリータ「貴様…やるな!最強と言うだけあるわね…!!」
天「伊達に10年鍛えてないんでね…!」
ついに天とマルゲリータの闘いが始まる!!




