第十七話 「知りません!!」
マリア「いやえっと…知りません!!」
グレン「…!?」
またしても嘘をついた私、この状況どう考えてもヤバすぎる、盗賊ギルドのナンバー3と2が揃ってしまったのだから
グレンくんには悪いけど天くんがここに来るまで時間を稼がなきゃ!
うぅ…今日はなんでこんなにも運が悪いの…!
バース「本当かぁ?さっきこいつにグレンくんとか言ってなかったかぁ?」
しまった、そういえば口に出していた
どう切り抜けるか…ええいままよ!
マリア「ひ、人違いでした!!」
子供じみた嘘、こんな嘘で切り抜けるだろうか?
バース「そうか人違いか…なら仕方ないな、誰にだって間違いはあるなあマール?」
マルゲリータ「はい!!バース様!」
なんとか切り抜けた…と思う…
バース「んでテメェは何もんだ?なんでマールと行動してやがんだ?」
うぐぐ、来てしまった…
説明が思いつかないというかこの人
マルゲリータと違って陳腐な嘘が効く気がしない
マリア「えぇっと…」
私はマルゲリータにアイコンタクトをしてみた、彼女から説明してくれればバースも信じてくれるだろうとちょっとだけ確信していたからだ
マルゲリータ「……!!」
反応があった、アイコンタクトがおそらく通じたのだろう、うまいこと説明して…お願い!!
マルゲリータ「彼女はマリア、私がトラップで受けた傷を治してくれた、盗賊ギルドの新人です秘宝を見物だけでもと言うので共に行動していた所です」
バース「ほう…オレ様達の新人か…なんだぁてっきりオレ様はそいつもこいつと同じくヒーローギルドのやつかと思ってたぜククク、マールがそう言うならそうなんだろうなぁ」
当たってるぅうう!!?あ、危なかった…恐らく私が言っても信じてくれなかっただろう…マルゲリータに救われたわね
マルゲリータ「そいつはヒーローギルドのものなんですか?」
バース「あぁちょっとだけ演技してやったらころっと信じて不意打ち食らったバカでマヌケで雑魚だったがな」
な、なんてひどいことを…ぐぐぐ
友達を馬鹿にされて頭にきそうになった
マリアだったが、ぐっと堪えることにした
バース「さあてとマール、時空間魔法を使え、秘宝はもうこの手にある」
マリア「…!?」
マルゲリータ「わかりました!!さすがバース様!!!今開きます!」
な、なんですって…!?秘宝…!?
もうこの手に…!?
ダメッ…!このままだとこの人マルゲリータの時空間に秘宝を放り込む気だわ!
そうなったらマルゲリータ以外誰も秘宝を手に入れることができない
つまりその時点でクエスト失敗!!
や、やるしかない!!
マリアは指をバースに向け指に魔法をチャージした
マリア「ショットッ!!」
指からビームをバースに向け放たれた
だが…
ズギュン!!っと放たれたビームは消え去った
マリア「……!?どうして!?」
バース「ククク、やっと本性が出たなぁ?
新人くん?テメェがこいつの名前口にした時点で気付いてんだよ!この椅子の仲間だってことにな!!」
や、やっぱりバレてたぁぁあ!?
マルゲリータ「そ、そうなのマリア!?」
マリア「えぇっとあのその…ハイ…」
マルゲリータ「じゃあなんで貴様はあの時私の足を治してくれたの?」
マリア「依頼主のお仲間だと思って…そしたらほっとけなくて…」
マルゲリータ「……」
バース「お話はそこまでだ!マール!今のテメェじゃこいつの相手は無理だろ?このオレ様がボコボコにしてやんよ!」
えぇっ!?ギルドナンバー2と闘うことになるなんて…こんなのCランクじゃないわ!Sランククエストよ!!




