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凍る海

作者: 茂野アネモネ

 夏にはあれほど触れたがった水が、今はガシャガシャと顎を鳴らし、私を食いちぎろうとする。


 バヌアツでもあれば今頃は心安らぐほどに温かいであろう海も、投げ込んだ餅を弾くほどの硬さで、私の体温を奪おうとする。


 病は私の内側から現れ、魂の在り処を明確にする。


 私は死に物狂いであの子を探した。


 こたつでぬくぬく笑いながら、ぬいぐるみと遊んでいた、かわいい私のあの子を。


 南南東微南とは何のことなのかさっぱり知らないが、私は其処をめざす。


 凍る海の上を渡り、今はもうこの世にいないあの子に会えることを信じて、歩いて進む。


 足下からガシャガシャと、顎を鳴らして海が喰らおうとするが──


 しゃらくさい


 私は海を凍らせる女王──


 この世を私のものにすることに決めた。





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― 新着の感想 ―
最初は阻んでいた水が凍らされただの足場に!? というか進撃中に、母から女王にクラスチェンジ!? その先の、南国の海すら凍らせて我が子の魂を求めるか。
 これはミステリーかミステリか。  読む者を惑わせるmiss-tailor作品。  実はmiss-tellerだったりして。  一応ジャンルはホラーですしね。(笑)
お題全込みですね!なんでかしっくりきてる感じ、流石です!ヽ(´▽`)/
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