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鰹節

作者: せおぽん
掲載日:2025/12/09

煮干しの頭とワタを取り、水を入れた鍋に投入する。寝る前の一仕事だ。このまま、朝までおいておけば良い。


後は煮立てて、具材を入れて味噌を溶かせば味噌汁が出来る。


朝の一杯の味噌汁が俺のルーチンで健康法だ。


俺は、戸棚に置いてある鰹節削りに目をやった。出来れば、削りたての鰹節で出汁を取った味噌汁を飲みたい。煮干しは手軽で充分に美味いのだが、ザ・味噌汁というパンチに欠ける気がする。だが、朝の忙しい時間に一杯だけの味噌汁のために鰹節を削る時間は惜しい。


やはり、パートナーが必要かもしれない。俺は寝床につくとスマホにマッチングアプリをインストールした。


ーーーーー


うまい具合に、すぐに彼女ができて付き合いも万事うまくいっている。ハンドル名「ティファニーで味噌汁を」が効いたのかもしれない。


俺は、今日プロポーズをする。

プロポーズの言葉は、決まっている。


「俺に、味噌汁を作らせてくれ」


俺のプロポーズの言葉に彼女は

「え?普通逆じゃない?」と応えた。


俺は、事情を説明する。彼女は、ふふっ。と笑って

「変な人。お味噌汁の為に、結婚しようと思ったのね。いいわ。でも、鰹節は私に削らせてね。私、鰹節を削るの得意なの」と言った。


きっと彼女となら、ずうっと最高の味噌汁が飲めるだろうな。と俺は思った。


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