勇者、戦うってよ
「応戦するっ!」
ラヴィニアの掛け声と共に敵の魔物達も襲いかかってきた。
「おっ先にーーー!」
勢いよく目にも留まらぬスピードで飛び出していったのはユウだった。
「オラオラオラオラーーッ!!!」
素手でドラゴンやオーク、ゴブリン達魔物を次々と吹き飛ばしていく。
ブォーン!
ユウの右拳が赤く輝く。
「まとめてくたばりやがれっ!」
渾身の右ストレートを繰り出すと赤い衝撃波が飛び出し、ユウの直線上の敵が虫が飛ばされるかの様に吹き飛んでいった。
1km以上は衝撃波が飛んでいったのではないだろうか。
「やっぱ漢はステゴロだな!!」
まさに無双であった。
「あらあら。早い殿方は嫌われますのにねぇ」
エイブラハムがユウの戦いを見て一歩前に出た。
魔物達がまだ俺達の目の前に大量にいた。
「それでは皆様」
ガチャン!
持っていた日傘の先端を敵に向けて構える。
「どうぞ踊って下さいね」
ダダダダダダダダダダダダダダッ!!
日傘がマシンガンの様に無数の弾丸を連発し魔物達を撃ちのめしていく。
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!
エイブラハムは撃ち続ける。
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!
魔物達が跡形もなく消えていく。
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!
ちょ、撃ちすぎじゃない?
シューーーー……。
マシンガンの音が鳴り終わった。
あらかた魔物達を撃ち終わったエイブラハムは笑っていた。
「…快……感…っ!!!」
ドレスと機関銃!!
エクスタシーを感じているのか、顔がトロンとなっており、身体が少しビクついてる。
ドSだぁ………。
「えぇええぇーー!ボクの分がなくなっちゃったよーーー☆」
ユウとエイブラハムがあらかた魔物達を倒してしまった為に、シャルルは口を膨らませて辺りを見ていた。
すると空にまたゲートが出現し、そこから超巨大なオークが1匹出てきた。
ドスーーーン!!
鎧を身に纏い巨大な身体に巨大な斧を片手に持ち、明らかなボスの様な魔物が俺達の目の前に降り立った。
「やったーーーー!☆まだいたーー!この子はボクがやっつけるのだーー☆」
シャルルが目をキラキラさせながら飛び出してきた。
舐めてた棒飴を手に持ち、
「いっくよーー☆」
すると棒飴が変形しだし身の丈ほどの長さの刀に変わった。
「…………死ね」
シャルルの顔つきが明らかに変わった。
可愛かった顔が殺し屋の様な目つきになった。
シャルルが刀を一閃。
目の前にいた巨大なオークが縦に真っ二つになった。
一瞬の出来事であった。
あの巨大なボスオークを瞬殺。
「にぱーーー!!☆成敗してやったぞよーー!」
刀は棒飴に戻っていた。
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勇者、つえぇえぇーーーーーーーーー!!
あんなに大量に出てきた魔物たちを一網打尽かよ!
魔物達はもういない。
ゲートも出てくる気配はない。
「流石伝説の勇者達だ。私の出る幕はなかったな」
威勢良く「応戦するっ!」って言っていたラヴィニアは勇者達が圧倒的に強すぎて俺と同じく観客と化してしまっていた。
これは、マジで凄い力手に入れちゃったかも…俺……!!




