暴力反対だ、つって
「・・・・ハァァ〜〜〜???!!」
少年はラヴィニアの言った言葉に驚いた。
「全っっ然武器置くつもりないじゃろ!?おもくそ臨戦体制の構えとりおって何言っとるんじゃ!」
少年はラヴィニアを指差しながらツッコんだ。
確かにラヴィニアは二刀の剣をしっかりガッツリ構えている。
右手は持ち手部分をおでこにくっ付けているかの様に近づけて剣は斜め右上に伸びている。剣道の上段の構えみたいだ。
左手は剣を相手に真っ直ぐ向けている。
とても変わった構えであった。
「何を言うか。至って真面目に話しているさ」
ラヴィニアは変わった構えのままポーカーフェイスで話す。
「お互い武器があっては話し合いにはならないだろう。だから先ずはその武器、ゴーレムを無力化させてもらってから私も武器を置こう」
「言っとる事がメチャクチャじゃ!結局戦うって事じゃろうが!!」
ラヴィニアは少年の言葉に聞く耳持たず深く息を吸い込んだ。彼女の青い瞳が緑色に変わっていく。
「ーーノートマン流 翠の層【燕神】」
ラヴィニアは一瞬にして空高く飛び上がった。
「くっ!土神さま土神さまーーー」
少年は再びお札を出して詠唱を唱えようとするが遅かった。
ラヴィニアはゴーレム目掛けて一直線に突っ込んでいった。その速さはまるでビーム光線かの如くだった。
バシューーーーーン!!
ゴーレムの身体を形成していた土や岩がバラバラに斬られた。
「…ば、馬鹿な……」
ドスーーーーン!ドスン、ドスーーン!
少年の元にゴーレムの残骸達が落下し激しい砂煙が舞い上がった。




