三わ目
いいことないかな〜宝くじ当たるとか……
うつ伏せ状態で顔面を強打し痛すぎて何がおきたのかわからず混乱する
『は?え?』
「このあたしを無視しようなんざ100年早かったな」
ギュムリ
俺の背中に片足をのせながら腕を組む女子が一人
内心いきなりのことでコンガラガっていたがだんだんと腹が立ってきて
背中の足をどかして立ち上がり振り向くが
「あれ??消えた??」
先ほどの女が視界より消える
「テメー、どこ見てる!!」
股間にエライ衝撃が走る
「はがっ!!」
両手で大事な部分を抑えてその場に伏せる
「やっと話せるな!!」
声に気付き土下座状態顔を上げるとそこにいらっしゃったのは
我が校の生徒の憧れ暴君な生徒会長こと
桜野月美高三18歳、女
140cm身長は小学生並み
ブラウン色のロングがクルクル巻かれた髪
顔付きも幼くまさに黙っていれば美人で人形のよう
何度か全校集会でステージで話すのは見ていたが
『あぁなんかいい///』
ポヤ〜ンと急所を蹴られたことなど忘れて見つめていると
「……だからな!!責任とれよ!!ってうげ!?
テメーあたしの話聞いてたのか!!!」
「はっ!?いえ全然///」
しまった、だいぶ見つめすぎた
あ、ヤベ俺引かれてる!?
訝しげな顔をしてコッチを睨んでいらした
「……もう一度だけ言うぞ」
コメカミに血管が浮きヒクついている
「ゴミ箱でも校内の器物を壊したからな弁償しろ、生徒手帳出せ」
あぁ〜お綺麗だ〜彼女作るならこんな人にしたい
「……おい……」
ピクピクプルプルいっていた生徒会長が我慢の限界が来たらしく
「……はい///」
この俺の一言により
ブチッッッ!!!!
「人の話を聞けぇー!!!」
「ぎいゃやああぁ〜〜〜ん///」
その後ボッコボッコにされたのは言うまでもない